出版社内容情報
道元[ドウゲン]
著・文・その他
藤井 宗哲[フジイ ソウテツ]
翻訳
内容説明
上流貴族の家に生まれた道元は13歳で出家し、24歳のとき南宋へ渡り、上陸を許されずに停泊している間に、典座(禅寺の食事係)の役職にあった老僧と運命的な出会いをする…。帰国した道元は、寺院の規律を保つための新たな基準となる書を撰述しようとし、『典座教訓』を著した。食と仏道を同じレベルで語ったこの書を、自らが長く典座を務めた体験をもとに読み解き、禅の精神を日常の言葉で語り、禅の核心に迫る。
目次
典座の心得
典座のつとめ
米を研ぐ即ち禅
効率のよい食膳
仕事の手順
典座の心得
敬って作る、敬って供す
僧食九拝
典座の先達に会う
禅師、食の真理に目覚める
典座は一山の住職の心持で
食に上物下物なし
人に上品下品なし
当時の日本の典座
禅道の本文
三心 喜んでいただく
三心 天地の思いやりを受ける
三心 天地いっぱいをいただく
著者等紹介
藤井宗哲[フジイソウテツ]
1941年~2006年。佛教大学中退後、平林寺(埼玉県)・興国寺(和歌山県)・建長寺(神奈川県)にて修行。鎌倉で精進料理塾「禅味会」を主宰していた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件