角川文庫<br> 日本のいちばん長い日

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角川文庫
日本のいちばん長い日

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  • 商品コード 9784041350010
  • Cコード C0121

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

52
2014.02.16(01/25)(つづき)大宅壮一編。 02/15 (P013) 古賀少佐。 08/13、午後。 勝子夫人。 そのころ市ヶ谷、陸軍省の一室。 軍の取るべき道。 開戦から4年。 選挙区は、日に非。 降伏か、徹底抗戦か。 降伏の道、とろうとする者。 降伏しては日本はありえない、戦ううちにこそ次は見える。 降伏=老人。 戦う=若い人。 とくに若いものは、重臣宮廷派、排除すべし。 日本人が日本人を斬る、二・二六またやるのか。  2014/02/16

i-miya

48
2014.01.03(12/25)(つづき)大宅壮一編。 (p314) (解説=半藤一利、つづき)近衛師団長斬殺事件における隠蔽の事実。 プロローグは安藤満が、本文は半藤一利が書いたことをここに明確にしておく。 (口絵) +8/15未明、最後の陸相阿南惟幾大将、半紙二枚に遺書と辞世の歌残し割腹した。 その死は、全陸軍の狂気の暴走を押しとどめた。 血染めの遺書。 (序=大宅壮一) 日本人の左右への揺れ方。 激しい。  2014/01/03

i-miya

41
2013.11.25(11/25)(再読)大宅壮一著。 11/25 (あとがき=半藤一利) S20.08.15、正午、ラジオは日本帝国が、連合国に降伏したことを国民に伝えた。 この詔書を天皇の御自身の朗読によって、全国に放送した。 これが太平洋戦争の終末だった。 この本は、その決定の御前会議から、放送までの長い一日を、1時間ごとに区切り、まとめた。実地調査を重んじた内容である。  2013/11/25

シュラフ

26
この「日本のいちばん長い日」というタイトルが秀逸である。1945年8月15日の終戦にまつわるドラマの数々。その日は、1868年の明治維新からの近代日本という国家が積み上げてきたものが瓦解した日であり、またその日は現代日本の繁栄がはじまった日でもあり、過去と未来が凝縮されたような長い一日であった。絶望的状況なのはあきらかなのに国体護持を理由に尚も徹底抗戦を叫ぶ陸軍将校たち。彼らの論理の中には国民を守るという発想はなく、むしろ国体護持のために死ぬのが国民の義務との思想。司馬遼太郎が嫌悪した近代日本の姿である。2016/07/01

nobody

13
彼らにとって国と己は一体なのだ(君臣一如)。そう考えれば全てが腑に落ちる。大日本帝国の死は己の死である。だから降伏は許せぬ。そしてその血の信念が塵の如く吹き飛ばされるのも判っている。今日宮城占拠徹底抗戦事件の畑中健二少佐、椎崎二郎中佐、古賀秀正少佐(いずれも自決)、石原貞吉少佐(投降後水戸陸軍航空師団の叛乱で帰順説得中射殺される)の名など参院選泡沫候補よりも泡沫的扱いだ。特に畑中少佐は悲愴だ。占拠が挫折するや放送局に10分、5分でいいから国民に気持を伝えさせてくれと哀願、拒まれるや馬とバイクでビラを撒く。2018/08/28

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