角川文庫<br> むかし・あけぼの―小説枕草子〈上〉

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角川文庫
むかし・あけぼの―小説枕草子〈上〉

  • 田辺 聖子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p
  • 商品コード 9784041314166
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しいばかりでなく、朗らかで才能も豊か。希な女主人の定子中宮に仕えての宮中暮らしは、家にひきこもっていた清少納言の心を潤した。平成の才女の綴った随想『枕草子』を、現代語で物語る大長編小説。美しいばかりでなく、朗らかで才能も豊か。希な女主人の定子中宮に仕えての宮中暮らしは、家にひきこもっていた清少納言の心を潤した。平成の才女の綴った随想『枕草子』を、現代語で物語る大長編小説。

田辺 聖子[タナベ セイコ]
著・文・その他

内容説明

美しいばかりでなく朗らかで怜悧、しかも文学的才能もゆたか、という類まれな女主人・定子中宮に仕えての宮中ぐらしは、今まで家にひきこもり、渇き喘いでいた清少納言の心をいっきに潤して余りあった。男も女も、粋も不粋も、典雅も俗悪も、そこにはすべてのものがあった。「心ときめきするもの」など、小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。そこには、共に過ごし、話に興じた、細やかな情趣を解してくれた中宮への憧憬と敬慕、中宮をとりまく花やかな後宮の色と匂いと笑い声を、千年ののちまで伝えたいと願う清少納言の夢が息づいている―。平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

74
面白かったです。おせいさんの描く『枕草子』は、清少納言の心の中が一気に爆発しているように感じました。有名なエピソードから、小説という形に膨らませ、その想いにはユーモアがたっぷり含まれているように思いました。下巻も読みます。2018/07/21

33 kouch

59
この日本最古のエッセイストの作品は意外にも周りから焚きつけられて生まれたのか、そんな設定が面白い。弁のおもと、中宮定子…かなりキャラが立っている。則光のダメなのか凄いのかよく分からないキャラもいい。「枕草子」のみだと完全に清少納言の視点だが、この本はカメラを一歩引いて、清少納言の姿含め全体を映し出すところが面白い。政争、疫病…そして女性の立場が蔑ろにされているこの厳しい時代のなかで、強く逞しく笑い飛ばして生き抜く後宮の人達が素晴らしい。その波乱のなかで少しづつ草子も形をなしてゆく。下巻も楽しみ2024/11/04

aika

46
これまで日本の文学史に燦然と輝く『枕草子』の著者としてしか捉えていなかった清少納言その人が、田辺さんの魔法にかかると、生き生きとしたひとりの女性として目の前に現れたかのように感じられます。中宮定子との聡明な掛け合いや、貴族の男性たちとの軽妙な冗談など、勝ち気でチャーミングな清少納言を通して、宮中を覗き見している夢を見ているような心地になりました。夫・則光との不思議な関係性は特に、田辺さんの描写が光ります。疫病の蔓延といった世情や、藤原家の相関図も物語の力で整理できて、平安時代の歴史により興味が持てました。2021/04/07

ちゃいろ子

44
清少納言の生きた日々が遠い時代の事ではなく感じられワクワクしながら読んだ。 定子、一条天皇をはじめ道隆や伊周、そして道長、きらびやかな歴史上の人物たちさえも同じ命を生きた人間として、何だか身近に感じられ読んでいて幸せだった。 父元輔や則光の愛らしさとか、才気あふれる頭中将斉信、自称弟経房とのやり取りとか、本当に面白いし、定子との身分を越えた友情のような想いも素敵だ。 普通なら見過ごしてしまう小さな出来事を鮮烈に書き残し、それが現代に生きる私たちの心にも響くって素晴らしい事ではないだろうか。 下巻も楽しみだ2023/06/25

紅香

33
宮中、ここには男も女も、粋も無粋も、典雅も俗悪もすべてがあった。女は家にひきこもり、他人に顔を見せたりせず、夫を世話し、子供を育てていれば良い。才気をひけらかさず、色ごとにかりそめにも心動かさず家を守っていれば良いという旧弊な男の考え方くらい私をカッとさせるものはないと宣う清少納言の自立心と観察力に共感しきり。清少納言に言われているのか田辺さんに指南されているのか。お二人がまるで同一人物のように見える。男が世間を掻き回す間、女の国はなんと平穏だろうか。中宮定子の煌びやかさに宮中の雅さに心酔する。下巻へ。2022/07/24

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