内容説明
ショートショート千篇記念に休筆なるものをやった著者は、視野がひろがってしまった。スパイが実は平和の戦士であり、カカシはキリスト教と関係があり、ヒトラーによる東条英機暗殺計画の話を思いつき、忠臣蔵の浅野内匠頭の凶行の原因のなぞに挑む。ショートショートの形をとった無類のエッセイの数々。〈ホシ式〉発想をネタに、いっしょに「休筆」を楽しんでみませんか。
目次
あれこれの記(時代と人生;人と作物;ひとつの別れ)
好奇心ルーム(中国文化;動植物;バカンス;フタつき)
虚々実々ガーデン(勧誘;じつは実話;宇宙人;流行現象;国情;あつかいかた)
海外の旅で(時差;地方都市;面白い社会;中国って、不思議な国だ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
51
勝手に星さん再読祭り第45弾はショートショート千篇記念に休筆していた2年間にかかれた…という、少し毛色の変わったエッセイ集。幽霊から都々逸、お父様をはじめとする明治・大正の話、クリスマスの考察等々タイトル通りいろんな話題が飛び出す「あれこれの記」、ブームや発明のアイディア…思い付くままに目まぐるしく話題が変わる「好奇心ルーム」忠臣蔵やスパイ達の暗躍!?そして宇宙人襲来…タイトル通り実はあるかもしれない嘘が並ぶ「虚々実々ガーデン」は、ちょっっしたショートショートのようで、2015/12/11
KAZOO
37
星さんが2年間小説をやめたときにかかれたエッセイ集です。身辺雑記というかあらゆる分野についての興味が尽きない感じで書かれています。ほんの少しですが読書日記も書かれたりして星さんにしてはかなり異色のエッセイ集であると感じました。2014/11/04
Book Lover Mr.Garakuta
11
【速読】【図書館】【高速マルメ読み】:ショートショートエッセイ集2022/04/27
tama
9
自本 本棚発掘で 何度目かの再読 パラグアイの章で「この国の奥地にヴァイキングの文字と言葉が刻まれた古い石碑があるそうだ」と書いておられますがネットで探しても出てきません。「日本の新聞にも載ったらしい」のですがガセネタでしょう。「ボランティア行為は崇高と思うし大部分の人はいい人なのだろうが中には無神経な人もいるのでは」はい!明らかに!確実に!「日本人なるものを鏡に映し、拡大したものがマスコミだろう」。捜査令状に捺してあるハンの印鑑証明・・・。表彰状のも。見る聴く考える方向を変える良い勉強になるなぁ。2016/11/16
CCC
8
なんだか素朴な人柄が出ているような、そんな雑記でした。2016/10/09
-
- 洋書
- Works




