内容説明
キリスト教を考えることは、日本人の信仰心を照らし返すことだ。「私たちはいま、与えられた教えをそのまま受け入れるのではなく、人生を根っこで支えてくれる自分だけの信仰を育てていくことが、大切なのではないか」。カトリック司教は、冬山で神の存在を確信した。「信仰とは、遙か遠くに輝き、闇の中で寒さに凍える私たちを、支え導く光である」。仏教者である作家と、開かれた信仰の持ち主である司教が、あますところなく語り合う。
目次
ブッディストがキリストを訪ねる旅のはじめに
第1章 聖書とキリストの謎
第2章 神との出会いの謎
第3章 神の裁きの謎
第4章 愛と慈悲の謎
第5章 人類救済の謎
第6章 一神教の謎
第7章 祈りの謎
第8章 女性信者の謎
第9章 日本人とキリスト教の謎
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に聴講生として通学。ニューヨークで刊行された英文版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に。同年、菊池寛賞を受賞
森一弘[モリカズヒロ]
1938年横浜市生まれ。59年、男子カルメル修道会入会、60年、上智大学文学部卒業。67年、ローマでカトリック司祭となる。68年、ローマ・カルメル会国際神学院修了、帰国後は司祭として活動。85年、司教に叙階。現在、新宿区信濃町の財団法人・真生会館理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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