角川文庫<br> 風の記憶

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角川文庫
風の記憶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041294338
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

髪を洗わない話、許せない歌、締切りの意味論など日常について、埴谷雄高、瀬戸内寂聴ら文学について、旅の日々について――思索とユーモアにみちた粒よりのエッセイを集めた、大人のための一冊。

内容説明

一年に何回かしか髪を洗わないって本当ですか。「許せない歌」とは何ですか。心身ともに苦痛をともなう「締切り」のもうひとつの意味とは―日常生活から創作の現場まで五木寛之の原点を明らかにする、作家の自画像。泉鏡花、ヘンリー・ミラー、ロレンス・ダレル、蓮如、埴谷雄高、結城昌治ら敬愛する先達者との熱き出会いを綴る、人間を探す旅。そして、古今東西の書物から時代と人の本質を読み解き、明日への指針を照らし出していく―。思索とユーモアにみちた、人・旅・本の珠玉エッセイ。

目次

作家の自画像(髪を洗う話;許せない歌;車中ガン談;小説と戯曲のあいだ;締切りの意味論;日本語と私;ヘミングウェイ・ダレル・ミラーらの夏;斑鳩の夏の陽ざしに;いのち華やぐとき;岩手と私;人の環える場所;「他力」ということ)
人間を探す旅(「有語似無憂」の人―久野収;“明るく楽しい”―埴谷雄高;まばたきの記憶―結城昌治;「悲」の情念―瀬戸内寂聴;熱い知恵に学ぶ―福永光司;『ひねくれ一茶』―田辺聖子;「恨」に似た記憶;上京者たちのオマージュ―小村雪岱;永遠に対立する評価―蓮如)
語りながら見えてくること(持続して書くこと;埴谷雄高の思想と人間的風貌(対談者斎藤慎爾)
わが心の京都)
時分の花を読む

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年より、休筆。京都の龍谷大学で仏教史を学び、85年から執筆を再開した。第1エッセイ集『風に吹かれて』は刊行から30余年をへて、450万部以上に達するロングセラーとなっている。主な著書に『燃える秋』『生きるヒント』『他力』『蓮如 聖俗具有の人間像』他。訳書に『かもめのジョナサン』など
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