内容説明
虚栄心、ルーズ、臆病、根気がないなどの欠点のために「損をしている」と思うことがある。でも、欠点だと思っているものは、自分の最良の部分ではないだろうか。こう考えてみると、意外な自分が見えてくる。「損する」「励ます」「乱れる」「忘れる」そして「愛する」―。なにげない感情をもう一度模索しながらそれに賛成したり、反発したりする中で発する自身の小さな声に耳を澄ますこと。不安な時代に贈る、日本を代表する作家からあなたへ、「自分を信じる」ためのメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pocco@灯れ松明の火
8
心にしみた。昔、ブックオフで買った本が今の私に効く本になるなんて、あるんだな。続きを読みたい2017/08/22
ZEPPELIN
4
今回も読者への温かいメッセージで溢れている。気になったのは青い鳥について。絵本で読んだような、誰かからあらすじを聞いただけのような。結局は五木さんと同じく、「幸福は身近にあるんだよ」という話だと勘違いしていたのだけれど、この「幸福」というものも厄介である。基準がないからこそ、自分が幸福であるかどうかの確信も持ちにくい。他人から見れば幸せなはずの人が、実際は不満だらけというのもよくある話。最終的にはその人の主観であり、多様性ということなんだろうか。やっぱり難しいテーマだ2014/01/13
もっちりもちべぇ
4
気に入ったのは損する、励ます、教える、認める。諦めよう、受け入れよう。それがこれからにつながるだろう。わかってはいるんだけど難しい。2012/04/19
しょー
4
ちょっとしたこと、“そうそう”と共感したり、安心したり。次は3だ!2011/11/08
ナウラガー_2012
3
久留米絣を生み出した「井上でん」/『青い鳥』モーリス・メーテルリンクはベルギーの作家。1911年にノーベル賞受賞している/「落葉帰根」という華僑の言葉:自身の死後母国の中国の土に還る事を願って、現地に墓を作らない事=明治の頃、北海道に墓地や寺が少なかったのと似ている../”デラシネ”とは、自分の属すべき祖国や民族に対する強い感情を持つ事が出来ない人々。仏・モーリス・バレスが批判した言葉2012/12/19
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