内容説明
2005年以来、毎年のように上海に旅した著者は出会った上海人から、上海の中で今も息づく「日本」―戦禍の跡・建物・人物交流等―を知らされ、上海‐日本の深い繋がりに注目する。「魔都」から上海万博まで。
目次
第1部(チーパオは上海を代表する衣装;上海蟹は上海の食文化の象徴;大学食堂で上海蟹を味わう ほか)
第2部(上海の生い立ち;帝国主義列強の半植民地・共同租界;ガーデンブリッジと「中国人および犬、入るべからず」の看板 ほか)
第3部(中国共産党第一回党大会と新天地・南湖と毛沢東;孫文と梅屋庄吉、宗慶齢三姉妹;第一次上海事変と日本の謀略事件 ほか)
著者等紹介
萩原猛[ハギワラタケシ]
1941年群馬県渋川市に生まれる。高校卒業後、東京のNHK映像調整課に就職、五年間従事し退職。明治大学文学部史学地理学科卒業、専攻は西洋史。1968年から1995年頃まで、労働組合運動、反戦平和運動への参加。その間、対外国際交流にも従事。2005年上海で半年間生活2006年から2009年まで毎年、上海で三カ月間生活。上海滞在中に第一次上海事変、第二次上海事変に関連する主な残存建物、遺物などを視察調査した。2009、2010年夏に華東師範大学漢語学習講座に参加し、外国国学生との交流を深めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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