内容説明
大正十五年生まれ。東西電機宣伝部に勤務する江分利満氏。妻・夏子と息子・庄助と三人で社宅に住んでいる、ごく普通のサラリーマン。戦中派サラリーマンの不屈の精神とダンディズムを唱いあげた、日本のサラリーマン必携の聖書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NORI
25
1962年直木賞。日々のことを、自伝風・エッセイ風・小説風でありながらどれとも特定し難い文章で綴った、しがないサラリーマンの日常。業績を上げていく電機会社。社宅は庭付き物件ながら、ジメジメしたり埃っぽかったり。お給料は良いけど、親が借金まみれだったり。買い物はローンばかりだったり。上昇気流に乗っているようで乗り切れていない。せせこましく暮らしているサラリーマン生活を敢えて華麗と皮肉っているのか。思春期を戦時下で生きた世代からすると、この平々凡々としたささやかな日常こそが、やはり華麗といえるものなのか。2025/09/14
かしまさ
10
小説のようなエッセイのような不思議な本。しかもシリーズになっているうちの2冊目? だった。昭和のサラリーマンの生き様というか、今はこうじゃないよねという考え方がたくさん出てきます。36歳という設定の割には現代人よりも全然大人びて見えますね。everymanもとい江分利満氏に学ぶことはたくさんあるかも知れない。シリーズを見つけられれば読んでみたいところ。2020/05/11
いのふみ
3
俗なんだけど、ダンディズムがあって、そして“可愛げ”がある。2019/10/10
ゴリゾウ
1
戦時に苦い青春を送った著者の旺盛な批判精神と、大衆の喜びと悲しみの正体を見きわめる強靭な庶民感情で書き綴られた10編。『文庫解説目録』 #10571988/09/01
AppleSugar
1
TBD2008/09/26




