内容説明
学習院国文科を卒業する名物女子学生愛称“モリ”。底ぬけに明るくお人よしだが、小々オッチョコチョイ。出版社の女流記者を夢みて就職試験を受けるが、いずれも失敗。ついに持前のファイトを燃やして社長に直接アイデアを売込み、臨時採用が決まったが…。がんばる元気を与えてくれる、桂の自伝的就職奮戦記。
目次
1 会社ってなんだろう(三つ子の魂;国文科女子お断り;とんちんかん問答;生れて2度目の試験場;小手調べの入社試験;これが新聞社? ほか)
2 私は“社会人”(新米社員の第1日;しつこい女の好奇心;初仕事は映画批評;こんなはずじゃない;通して下さい卒業論文;社内のモヤモヤ空気 ほか)
3 私のモノサシは違う(なんとか、社長に会おう;むずかしいミソ汁の味;社長が牛乳をくれた;いざ実力の見せどころ;異名「コワシヤのケイ」;テンカンと脚気と ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いるかちゃん
5
ちょうど、朝ドラ「とと姉ちゃん」が商品試験の場面で、森村桂さんももしかしてこの中にいたのかな?就職試験が苦手で体当たりで社長にあたっていくのだが、最初の出版社では人間関係に苦労し、「暮しの手帖」の方では人間関係はいいのだが、何をやっても失敗ばかり、体力面でもついて行けず、ついに退職。 きっかけが、編集長の言葉なのだが、なかなかその部分が良い。 退職して行った先がニューカレドニア。「天国に一番近い島」を書いて、大当たり。森村桂の文章はリズム感があって読みやすく、かつ面白い。かつての本も読み直してみたくなる。2016/08/25
えりり
2
知人から借りた本。人と物差しが違うと苦労するのかもなぁって思った。2014/08/19
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- 洋書
- Hunter




