内容説明
二十年ぶりに再会した泰子に溺れていく私は、同時に彼女の幼い息子の不信な目に怯えていた―「潜在光景」。借金苦で自殺した社長はなぜ八十通もの遺書を残していたのか―「八十通の遺書」。わが子をさりげなく殺そうとする父親。が、息子はそれを察知していた―「鬼畜」。日常のちょっとした躓きがその後の運命を大きく変えた世にも怖ろしい六つの結末。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年、福岡県生まれ。朝日新聞西部本社広告部時代に、処女作『西郷札』を書き、続けて発表した『或る「小倉日記」伝』が52年度の芥川賞を受賞。56年、小説家として独立。『点と線』『砂の器』『昭和史発掘』(菊池寛賞)『古代史疑』等々、幅広い分野で活躍し、日本文壇の歴史に残る偉業を遂げた。92年、永眠
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