Ｋａｄｏｋａｗａ Ｃｏｍｉｃｓ Ａ ＵＮ－ＧＯ - 因果論

会川昇/ｐａｋｏ

角川書店（2012/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 175p／高さ 19cm
• 商品コード 9784041202791
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

ノイタミナ作品「劇場版ＵＮ?ＧＯ因果論」公式コミック！

會川昇が「ＵＮ?ＧＯ　因果論」を補完する新ストーリーを書き下ろし、ｐａｋｏと高河ゆんがタッグを組んでコミカライズ！美麗なカラーイラストも必見！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[藤月はな（灯れ松明の火）]

時々、文学研究会に「ニュータイプ」を差し入れしてくださった先輩のおかげでこの作品を知ることができました。先輩、ありがとうございました。言葉を現実へと変える別天王と真実を暴く因果。根底に問われるのは人の不可解さと一抹の気持ちの重み。大垣が吸い寄せられるようにミダマを吐きだしたのは酷く、羨ましくなります。人は生きている限り、見たくないものを見て聞きたくないものも聞いてそれを嫌だと思う心すらも鈍麻させて笑いを浮かべなければ生きていけないからこそ、最後に自分の醜さも含めてミダマを吐きだせるのはとても蠱惑的だ。

2012/05/20

[ピク]

映画版をベースに、しかし本編コミカライズやTV放送よりも早く連載開始していて、実質オリジナルなもう１つの世界線の『UN-GO』．とはいえシナリオは會川昇本人、マンガのネームはキャラデザの高川ゆん！、そして共同デザインのｐａｋｏが初めてのマンガ執筆に挑んだ、何かと価値ある一冊．マンガとして読みやすかったりキャラが可愛かったりは本編コミカライズの方が上なのだけれど、それ以上に純粋にイラスト世界、独立した掌編として言いようのない魅力がある．新十郎の願いと、恋と死．この世界もっと見たいです２期お願いします．

2015/05/27

[集積屋]

劇場版UN-GO｢因果論｣のコミカライズ…と思ったら、脚本家直々のシナリオ、キャラクターデザイナー本人の作画でそんな一言で表せる訳がない作品に。掲載時期の問題からとはいえ、ここまで手を加え、事件の形まで変えてなおまごうことなき｢因果論｣であることには脱帽。物語が小さくなったと言えなくもないものの、新十郎の執着がより最も理解しやすいのは今作、かも。それだけに因果の台詞のいくつもが、新十郎と共に読者にも突き刺さる。

2012/05/08

[きじとら]

以前からちょっと気になっていたアニメの、キャラデザ担当者の一人Pakoさんによるコミカライズ。漫画を描くのは初とのこと。絵柄は綺麗で好きなのですが、劇場版の、さらにオリジナル展開のコミカライズとのことで、人間関係や登場人物の性格が掴み切れず。やはりこの漫画から入るのは難しかったかなと思いました。とりあえず、おおもとの『明治開化安吾捕物帖』を読んでみたいです。

2012/08/06

[筋骨プランター]

pakoさんが描いた漫画を読めて、しかもそれがUN-GOなんだから本当に幸せです。由子さん可愛かったけど、ああいうNPO法人は大ッ嫌いですね。ははっ。それにしても、これ、アニメの二期とかないのかなー。不連続殺人事件をUN-GOのなかで見てみたい。

2013/06/17