角川ホラー文庫<br> 怪談狩り―占い地蔵

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角川ホラー文庫
怪談狩り―占い地蔵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041176399
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幼い息子が語った生まれる前の記憶。一見、無邪気な話をきくうちに母親は驚きを隠せなくなって……(「行き先」)。中華料理店で食事をしている男性たちにタバコの火を借りて、大将と軽くおしゃべりをした若い女性。だが、彼女には奇妙なところがあった(「マフラーの女性」)、民間軍事会社で若い頃働いていたFさんは、過酷な戦場を潜り抜けてきた。死と隣り合わせの恐怖の中経験した不思議なこととは(「アフガンの戦場で」)、中学受験を控えた少年が父に連れられてきたのは、地元の人から信頼されるおばあさんの家。どの中学がよいかという相性を占ってもらうはずだったが……(表題作)、実話怪談の先駆者が放つ、日常の中に潜む恐怖。



【目次】

目 次

観察者効果/死 臭/十六号室/チリン、チリン/二人乗り/レクイエム/阿倍野区の売り家/江坂の売家/どっちがいい?/ママの言葉/子供心に/夢じゃない/占い地蔵/怪異のサンプル/現場は元墓地/デンジャー・センサー/マフラーの女/痛い、痛い/ピザの配達/メロン/河童の子孫/降り注ぐ/ハーモニカ横丁/ろくさん火/よく出る場所/コンビニのレジ/教え子/アフガンの戦場で/退くな!!/鏡の中の男/地下のトイレ/台風/キタ新地/日本兵/朝 風/ツルジさん/玉音ラジオ/イボ神様:/先輩の姿/琵琶湖大橋/始発と終電の男/こんばんは/忌/対処法/右/お風呂の湯/解剖見学/輪転機/あの階段はどこへ行く?/海から来る/蜂の巣/銀杏の木/早朝の配送センター/古い言葉/美術教室/お精霊さん/カードキー/後続車/助手席の彼女/弓/背 中/あれは幽霊?/神様の姿/アケミ/山小屋の男/原因はこれ/開かずの間/滝の上/奇妙な足跡/キツネだから/神様のお嫁さん/竹 馬

内容説明

稲刈りの季節に、ふわりと浮かぶ白い火の玉の謂れが不穏な「ろくさん火」。自分は捨て駒と知りつつ、死と隣り合わせの中で遭遇した凄絶な恐怖に打ちのめされる「アフガンの戦場で」。家族全員の夢に現れる丸刈りの男が不気味な「鏡の中の男」など。土地や建物、記憶にわだかまるモノたち。気づいてしまうと、それは日常を侵食しだす―。35年以上怪異を追い求めてきた著者が心底「怖い」と思う話だけを厳選した極上の怪談実話集。

目次

観察者効果
死臭
十六号室
チリン、チリン
二人乗り
レクイエム
阿倍野区の売家
江坂の売家
どっちがいい?
ママの言葉
子供心に
夢じゃない
占い地蔵
怪異のサンプル
現場は元墓地
デンジャー・センサー
マフラーの女
痛い、痛い
ピザの配達
メロン〔ほか〕

著者等紹介

中山市朗[ナカヤマイチロウ]
兵庫県生まれ。怪異蒐集家、オカルト研究家、放送作家。作家育成塾「作劇塾」の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ねりわさび

101
全72話の怪談短編集。過去と現代の怪談が混交する構成になっており取材対象者も老若男女問わず多岐にわたるため、開陳される話に倦むことがない。アフガンの心霊、銀杏の木、神様のお嫁さん等が個人的にお勧めの怪談です。面白かったですね2026/09/01

chatnoir

15
煙草を吸いたいとやってきた女性の身の上は...の「マフラーの女性」戎さんと懇意?の女性の「神様の姿」自転車での二人乗りを注意されたけど...の「二人乗り」もう心霊どころじゃないはずだけど、「アフガンの戦場で」生まれる前の〝はよ、こい、こい”って言う「ママの言葉」 面白い話は沢山あったけど、印象に残ったのは5つ。面白かった。新進の怪談作家さんのように、え??って前に戻って確認することがなくてストレスフリー。2026/09/09

anxiety

11
別に信じる信じないではなく、「日本兵」「朝風」など、過去の出来事について神妙な気持ちで向き合う話がこのシリーズにはいつもあるのが良い。怖かったのは「あの階段はどこへ行く?」と「助手席の彼女」。特に後者、人形を彼女として扱っている男の話、というだけかと思ったら、結構ゾッとする結末。2026/09/07

Smith, Ordinary. Person.

11
 叶わぬ願いなら重くなり、叶う願いなら軽くなる――。いわゆる「おもかる石」「試し石」の伝承は古今東西に存在します。現代の寺社仏閣に存在するものもあれば、民話・伝説の中で登場することもあります。そしてもちろん、怪談の中にも――。 中学受験に端を発する表題作を初め、怪異の捉え方について異国とのカルチャーギャップを感じる「アフガンの戦場で」や、目の前で起きた怪異から物質を採取して成分分析にかけたという「怪異のサンプル」など、72話を収録。2026/09/05

KDS

10
毎年恒例の「怪談狩り」シリーズ最新刊。今回は昨年2025年が戦後八十年の節目の年であったことからか、戦争に纏わる怪談が多く収録されている。最近の話ではなく戦後間もない頃の回顧的なものがほとんど。今では見ることがないが子供の頃お正月に初詣で天満宮などへ行くと、いわゆる傷痍軍人が何人か座り込んでいたのを見た記憶がある。当時はなんだかよく分からなかったが、後年あれがそうだったのかと気付かされた。「戦後」がいつまでも続くことを願ってやまない。「ろくさん火」という奇妙な火の玉についての謂れがあまりにも悲惨すぎる。2026/08/29

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