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出版社内容情報
元客によって、英恵が男娼だった過去が暴かれる。
〈ありのままの自分〉は受け入れられない――
そう考える英恵にとって最悪の事態が訪れるが、
剣山はすべてを受け入れ、隠してきた恋心を伝える。
それは英恵にとっては衝撃だった。
想いの通じ合ったふたりは、ついに体を重ねる――。
一方で、元客の嫌がらせの影響か出版社の仕事はなくなってしまう。
苦境に陥る中、ふたりは固定概念を超えた本当の愛を見つけてゆく。
売れない画家×妖艶な女装男子の大正浪漫恋愛譚、堂々の完結!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
4
完結巻。画業を魂に刻み付けられる物語は、画家の物語として通底時代の「避けられない通過点」へと至る。人と人の奇縁を紡ぐからこその隙の無い人物配置は、二巻の感想から引き続き、言い換えれば他人に影響を与えられない登場人物なら、ナラティブには不要、それだけヴィランでさえ大切に描かれてきた周到さを感じる。立場、役目に限って言えば画家とモデルの関係にゴールなんてあるのだろうか。一人の人間同士として、どこまで暴かれれば、ありのままでいられるだろうか。ゴールは墓場ではない。墓場も、ゴールではない。いざ、進み続けよう。2026/07/03




