出版社内容情報
主人公は、六年前に両親を殺害された過去を持つ脳外科医・尾木敦也。ある日、刑務所からクモ膜下出血で搬送されてきた受刑者の緊急手術を担当するが、執刀の最中、その患者こそが、自らの両親を殺害したとして死刑判決を受けた定永宗吾であることを知る。動揺しながらも手術を成功させた敦也。しかし定永は、逮捕後も一貫して無実を訴え続けていて――。
「命を救う義務」を負う医師としての使命と、遺族として抱え続ける憎しみ。その相反する感情の狭間で揺れ動きながら、敦也は看護師である妹・菜々穂とともに、封印されていた事件の真相へと迫っていく。
緊迫感あふれる繊細な医療描写と重厚な人間ドラマ、先の読めない謎が織りなす医療ミステリ。(『殺人者の白い檻』を改題)
【目次】



