出版社内容情報
聖バシリオ精神病棟を慰問していた修道士が異様な死を遂げた。先代に続きこれで二人目。新たな慰問役を命じられた若き修道士ペテロは、前任者トマゾが残した日誌を託される。そこには悪魔めいた怪奇の数々、院内をさまとう謎の少女、日に日に壊れていくトマゾの姿が綴られていた。ペテロは真相が隠された日誌を手掛かりに、彼らを死へ追い詰めた悪しきものの正体を暴くべく病棟の闇へ踏み込む。信仰は救済か、それとも狂気を加速させる毒か。読む者の心を蝕む、漆黒のゴシックホラー。
【目次】
・第一章
・第二章
内容説明
聖バシリオ精神病棟を慰問していた修道士が異様な死を遂げた。先代に続きこれで2人目。新たに慰問役を命じられた若き修道士ペテロは、前任者トマゾが残した日誌を託される。そこには悪魔の仕業めいた怪奇の数々、院内をさまよう謎の少女、そして日に日に壊れていくトマゾの姿が綴られていた。ペテロは真相が隠された日誌を手掛かりに、彼らを破滅へ追い詰めた病棟に巣くう闇へ踏みこむ。読む者の心を蝕む、漆黒のゴシックホラー。note×TALES主催創作大賞2025角川ホラー文庫賞受賞。
著者等紹介
祇光瞭咲[ギコウアキサ]
『Memento Furor‐聖バシリオ精神病棟慰問日誌‐』でnote×TALES主催創作大賞2025角川ホラー文庫賞を受賞。同作を改題・改稿した本作で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
23
初作者。思っていた以上に読みやすく、そして面白かった作品。精神病棟を慰問していた修道士の日記が2/3ほど記載。様々な患者との間にあった出来事を述べているが、徐々に追い詰められていく修道士の気持ちが切々と書かれている。日記を読んだあとの後任の修道士が謎を解き明かしていくのだが、日記の伏線をこういった回収をするとは思ってもいなかった。今後も期待の作者。2026/08/02
冬野
10
SNSで交流がある作家さんの商業デビュー作。ゴシックホラー初心者の自分でもすっと作品世界に入っていけて、恐怖描写やグロ要素も程よい塩梅、謎解き要素もあり面白かった。日誌の血の跡?が増えていくのが怖い。終盤は割とあっさりした印象だったけど、メンタルが不調の時に読んだら引っ張られてたかも、と思うくらい追い込まれていく登場人物にシンパシーを覚えたので、このくらいが丁度いいのかな。読了後に見ると表紙も示唆的で良い。文字化け表現は若干没入感を妨げてるような。確かな筆力をお持ちの方なので次回作も楽しみ。星:4.5/52026/07/20
kintel
6
精神を病んだ患者たちを慰問していくうちに少しずつ修道士自身も精神の安定を欠いていく過程が良かった。人には救いようのない闇を抱えている人たちばかりで、その闇が修道士へ浸食してゆく…。それと同時に芽生える謎。その謎が物語を読ませる推進力となる。それだけに、第二部に於ける収束の仕方はややインパクト不足か。最後に恐怖や意外性がほしかった。2026/07/22
けい
5
内容紹介からガッツリなホラーかと思ったら、う〜ん。。。 昨今あふれかえっている雰囲気だけ怖かったり不気味だったりするホラーな印象でした。2026/07/07
佳
4
第一部は聖バシリオ精神病棟を慰問し、異様な死を遂げた修道士の日誌から始まる。そのエピソードはどれも不穏で後味が悪く、先が気になりぐいぐい読んだ。 第二部は異様な死を遂げた、前任者に代わり聖バシリオ精神病棟の慰問を担当することになった修道士パオロによる謎解きパート。こちらは思いの他あっさりと終わってしまった印象。 2026/07/04




