出版社内容情報
現し世に生きるあらゆるものは命の核、實珠(みたま)を持っている。
それを喰らい生者に成り代わる怪異「浮き人」。
国家機関の特殊人外管理局に所属する還送師は、アヤカシと契約し、これらに対処する専門職である。
この春、管理局の地方分室に18歳の余部基惟(よのべもとい)は配属されることになった。
基惟は水神に拾われ育てられた青年で、その神の實珠を身の内に持つがために、管理局により長らく監視・軟禁されていた。
先輩となる葵宵(きしょう)と相棒の愛らしい妖狐・伽羅に案内されやってきたのは、久々埜知(くくのち)様という神が護り、アヤカシも数多く住まう可見依(かみより)町。
基惟は個性豊かな分室の先輩やアヤカシたちとの関わりを通じて、新たな経験や感情を知っていく。
だが彼の身を狙う危険な勢力が現れ、町を巻き込む大事件に発展して……!?
【目次】
序 章 ある男児の記録
第一章 彼の就職は誘拐から始まる
第二章 新生活準備ついでに影を拾う
第三章 アヤカシと神の住む町
第四章 春雷は惜別に啼く
第五章 別れと始まりの春に
終 章 かくして、彼は国家公務員になる
内容説明
還送師とは、アヤカシと契約し、命の核を喰う「浮き人」を隠世を祓う国家公務員である。幼い頃に水神に拾われ、神の命の核を貰った18歳の基惟は、還送師となるべく、12年ぶりに外の世界に出された。神が護る特別な土地・アヤカシ特区にて、先輩の葵宵と相棒の妖狐・伽羅の助けの下、新生活を始めることに。様々な人やアヤカシとの出逢いを通じ、基惟は失っていた感情を取り戻していく。だがその身を狙う勢力が襲い掛かり…!?
著者等紹介
笹井風琉[ササイフル]
兵庫県出身。小説投稿サイトを中心に活動し、2024年、第9回カクヨムWeb小説コンテスト〈ライト文芸部門〉大賞とComicWalker漫画賞をW受賞。25年、受賞作である『琥珀色の騎士は聖女の左手に愛を誓う』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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