この家に生まれたことが失敗だった?

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041171714
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

お金がなくて、夫婦仲が悪い。子どもの頃は、この両親の元に生まれたことが失敗だった、と思っていた。だから、転職を繰り返しながら、30歳までに一人で暮らしていける基盤を作ろう、と心に決めた。「これから私、どうなるかしら」と不安になることもあったけど、まあ、何とかなるだろうとやってきて、欲しかった着物も買えるようになった。家族から高額なローンを背負わされ、ネコの下僕となって生きているうちに、いつの間にかシルエットが老女の気配を帯びてきた。 

自分が思うようには相手を変えられない、身内でもいやな人物からは遠ざかるのだ。




【目次】

・この家に生まれたことが失敗だった?
・恋の黒歴史
・転職ばかりしていた
・マスコミにはいろいろな人がいる
・実家を建てて大失敗
・身内の欲と救いのネコ
・物忘れとおっちょこちょい
・やり直せるものならば

内容説明

この家に生まれたことが失敗だった?と思ったけれど、長く生きていれば、それだけじゃない。やらかし、恥をかき、とばっちりを受け、人生まだまだのつもりが、いつのまにか70歳古稀も過ぎていた。クスっと笑えて元気が出る!

目次

この家に生まれたことが失敗だった?
恋の黒歴史
転職ばかりしていた
マスコミにはいろいろな人がいる
実家を建てて大失敗
身内の欲と救いのネコ
物忘れとおっちょこちょい
やり直せるものならば

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。『無印良女』をはじめとする「無印」シリーズで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

135
群さん、牙が抜けた?いや、丸くなった感じ(当方比)もうこれが最後のエッセイだとしても何の違和感もなく受け入れられそうな読後感。家族間の諸々は今までに何度も読んできたから、今回はサラッと・・老猫さんを看取ってラストに親の事を思ったあたり、逆にどうした群さんってちょっと感慨深い。この家に生まれて今の群さんがいるんですよ。71歳、私よりちょっと年上の群さん、ゆるく穏やかに生きて下さいませ。2026/09/10

itica

72
群さんの半生。エッセイは初めて読んだ。良くあるような子供時代だったとも思えるし、家族に恵まれていたかと言えば微妙かもしれない。家庭環境が大人びた冷静な少女を作ったのか、元々の性格なのか分からないが「れんげ荘」などの作品に出てくる主人公が淡々としているのは、群さん自身が投影されているのかと思ったりする。エッセイと言うより小説みたいな感覚で読める。 2026/10/15

Karl Heintz Schneider

52
「こんなに両親が喧嘩ばっかりしている、みっともない家がこの私がいるべき家のわけがない。」4歳の時に自分の家庭を客観視してこう思ったなんて!さすが小説家になる人は違う。これまで群さんのエッセイはずいぶん読んできたけれどこれはその総集編と言うべき一冊。以前出版された本の寄せ集めかと思ったが最後に書下ろしとある。「自分が思うように相手は変えられない。身内でも嫌な人物からは遠ざかる。」こう割り切ってしまえる芯の強さが彼女にはある。どんなにひどいことをされても「肉親」と言う名の呪縛から逃れられない人に読んでほしい。2026/10/09

さちこ

41
筆者の人生の振り返りのエッセイ。言葉のチョイスや心の声がユーモアたっぷりで面白かった。お金がたくさんあっても身内と揉めたり縁を切ったりするのは辛かっただろう。お金も程々でいいのかも2026/10/20

九月猫

36
群さん、今回はまた身も蓋もないタイトル……。 群さんのエッセイからしばらく離れていた時期があって、お母様の入院からご実家の相続トラブルの辺りはまったく読んでいない。家族っていろいろあるよねと思うものの、弟さんってここまで吝嗇家だった?と驚き、お母様が亡くなったことを人伝てに聞いたとあったのにも驚いた。弟さんと縁切りなさったり、お猫さまを見送ったりの後は、さすがの群さんも怒りのボルテージは低くなってきた印象だけど、重い荷物のせいで背が縮んだと腹が立ったというのには、らしくて笑ってしまった。2026/10/10

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