出版社内容情報
外科医の才所准一は、大阪で富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。抗がん剤・免疫療法の趙鳳在、放射線科の有本以知子、予防医学の小坂田卓という優秀な三人の理事とともにがん治療を行い、順調に実績を重ねていたところ、久しぶりにクリニックを訪れていた顧問が突然死を遂げる。急性心筋梗塞と診断されるが、顧問の死には不審な点が多く存在していた――。最先端の医療チームに黒い疑惑が渦巻く医療サスペンス。
【目次】
砂の宮殿
解説 名越康文
内容説明
外科医の才所准一は、大阪で富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。抗がん剤・免疫療法の趙鳳在、放射線科の有本以知子、予防医学の小坂田卓という優秀な3人の理事とともにがん治療を行い、順調に実績を重ねていたところ、久しぶりにクリニックを訪れていた顧問が突然死を遂げる。急性心筋梗塞と診断されるが、顧問の死には不審な点が多く存在していた―。最先端の医療チームに黒い疑惑が渦巻く医療サスペンス。
著者等紹介
久坂部羊[クサカベヨウ]
1955年大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家・医師。2003年、小説『廃用身』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuko Ohta
23
255文字以内で書くように心がけていますが、これは無理。4年前に癌で亡くなった私の弟。ステージ4で余命宣告されて標準治療を受けるなか、私の信頼する人から自由診療を紹介されました。弟に伝えると「話を聴きに行ってみる」。私も同席しました。藁にも縋る思いで「自由診療を受けようよ」と言う私に対して、弟はとても冷静でした。引き続き標準治療を受けることを選択。決してあきらめていたのではなく、「あきらめずにいたら、そのうち医療技術が進歩してなんとかなるかもしれんから」と、泣き言ひとつ言わずに亡くなった弟は私の誇りです。2026/08/07
のじ
5
医療ツーリズムを受け入れてがん治療を行っているクリニックを舞台にした医療サスペンス。いろんな要素がからまって緊張感が抜けない。最後の方でいろんなこと次々と明らかになって行く感じでした。どこまで実際にある治療法なんだろうとか思った。2026/06/01
ブランノワール
4
とても考えさせられました2026/07/08
ともぞー
3
自由診療、最新治療、いろいろと悩ましい問題をはらみながらも、患者にとっては望みの綱であり、お金さえあれば、頼ってしまうことも致し方ない。一方で、まだ効果や手法そのものが確立されていないという危うさがあり、標準治療の選択との間で議論の分かれるところかと思われる。その観点に加え、医療ツーリズムや病院経営が困難になっている昨今の事情を絡め、ストーリーが展開される。なんにしてもこの作者、リアルなんですよね。2026/10/24
taro jirou
1
告知をする側、される側、それぞれの思いが気になります 2026/04/14
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