出版社内容情報
フリーライターの景子から送られてきた、『助けて』というメール。婚活サイトで出会った夫と、郊外のニュータウンで幸せに暮らしているはずだった彼女の身に一体何が? 作家の朝美は、音信不通の彼女のことを他人事と思えず、偶然出会った女子高生とともに、徐々に悲惨な“真実”へと近づいていく――。張り巡らされた伏線に、強烈なラストの一撃。読み始めたらとまらない、衝撃のホラーミステリー!
【目次】
内容説明
かつてのベストセラー作家の朝美は、失礼な質問ばかりを繰り返す、冴えないおばさんライターの景子と出会った。その後、婚活サイトで出会った夫と幸せな結婚をしたという彼女だが、今は悪臭のするゴミ屋敷で一人暮らしをしているらしい。その異様な様子に興味を抑えきれなくなった朝美は、偶然出会った女子高生とともに、徐々に悲惨な“真実”へと近づいていく―。
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』が口コミで広まり、シリーズ累計72万部を突破するベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
205
真梨 幸子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、著者の真骨頂、旬の時事ネタを盛り込んだパラノイア厭ミステリでした。本書の舞台となったY県のニュータウンに行ったことがあります(笑) https://www.pv-katsuradai.com/ https://www.kadokawa.co.jp/product/322508001187/2026/02/05
いつでも母さん
143
真梨さん、以前よりかなり読みやすい(当方比)登場人物が私でも何とか混乱せずに読み進める数だったからかなぁ。ドタバタはコメディ?苦笑いも多々あって・・『嫉妬は憐れみに変わり、やがて猛烈な恐怖心へ・・・。』帯にあるが、誰にも嫉妬の感情が湧かない。が、どこが、何がトリガーになるかなど、人の心はうかがい知れないから厄介なのだ。『あの女の不幸を見届けたい。』くぅ、そんな女にはなりたくないなぁ。2026/02/10
タイ子
93
婚活サイトに登録して熟年結婚をした女性たち。タワマンに住めるわ、いや天界のニュータウンにイギリス風のお家があるんだって。やだ、ステキ~。そこで起こる殺人事件。登場する女性作家やら、雇われ女性編集長やら、ファイナンシャルプランナー。旧姓と新姓でややこしくするのは作家の意図か?さらに登場する女子高生。この子が怪しさ、不気味さ100%。過去に起こった殺人事件が浮き彫りに、絡まる事件の様相。思ったより、迷子になることなくラストまで。浅ましや、嫉妬が絡むとロクなことは起きないわ。2026/03/28
itica
77
読んでいると不安が募ってくる。性格が破綻気味な人が多く、共感できる人物がいないせいだろう。30年前の一家殺人事件と寂れて怪しげなニュータウンの繋がりは?疑問と共に胸に広がる黒いモヤモヤ。いやもう読みたくない。でも真相が知りたい。相反する想いに囚われながら読み続けるのも真梨幸子作品ではいつものことだ。はあ、そういうオチか…とぐったりしながら読了。犯人の執念が凄い。 2026/03/22
Ikutan
69
バブルがはじけてすっかり廃れてしまった郊外のニュータウン『ハワースの丘』。結婚後、このニュータウンに移住したライターの景子の様子がおかしい。「助けて」のメールを受けて彼女を訪ねた編集者の睦代の話を聞き、この家と、ある未解決事件の繋がりに気づいた作家の朝美は、それを下敷きに小説を書くことに。いやぁ、他人の不幸は蜜の味ですね。いつもながら、まともでない人たち。婚活サイトも介護ヘルパーも。今回の真梨さんは、そんなに登場人物は多くない。でも終盤、人物が繋がっていくのはいつも通り。そして最後に伏線回収。恐ろしや。2026/03/15




