出版社内容情報
若手作家の出雲秋泰は、福岡県某市翅賀村の奇妙な噂を聞く。
その村の“死か翅蝶”は己の鱗粉がついた者を呪い殺すというのだ……。
好奇心から村を訪れるも、土砂崩れで帰り道が閉ざされ、村に閉じ込められてしまう。
困り果てていたところ、偶然出会った親切な女性・翅ヶ崎セリの邸宅に投宿することに。
瀟洒な洋館で秋泰を出迎えたのは、蠱惑的な姉妹と個性的な使用人達。
姿を見せぬ女主人を案じ、部屋へ入ると口一杯に蝶を詰めた主人の死体があった!
因習と怨念の村で起こる怪奇事件、これは怪異か、それとも人為か?
【目次】
死か翅の貪る家
参考文献
内容説明
若手作家の出雲秋泰は福岡県翅賀村の奇妙な噂を聞く。その村の”死か翅蝶”は己の鱗粉がついた者を呪い殺すというのだ。好奇心から村を訪れるも土砂崩れで道が閉ざされ、偶然出会った女性・翅ヶ崎セリの家に投宿することに。邸宅で秋泰を迎えたのは、蠱惑的な姉妹と個性的な使用人達。姿を見せぬ女当主を案じ、部屋へ入ると口一杯に蝶を詰めた死体があった!因習と怨念の村で起こる怪奇事件、これは怪異か、それとも人為か?
著者等紹介
織部泰助[オリベタイスケ]
1990年生まれ、福岡市出身。西南学院大学法学部法律学科卒業。2024年、『死に髪の棲む家』で第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
66
夢で蝶にうなされそう。それも枯れ葉色をして蛇の目模様がついた翅を持つ不気味な蝶の大群に。その“死か翅蝶”の鱗粉がついた人間はやがて呪い殺されるという…。噂を確かめに翅賀村へやって来た作家の出雲秋泰。しかし土砂崩れで偶然出会った女性、翅ヶ崎セリの家へお世話になるが、そこで見たものは口一杯に蝶を詰めた女主人の遺体。クセのある姉妹と怪しい親戚の男性、使用人たちに翻弄される中で現れる第二の死体。真夜中の謎の葬列と遺体を好み喰らい尽くすような異様な蝶の群れ。因習村の怪奇事件は好みだが気持ちが悪すぎてゾワゾワする。2026/04/08
備忘録
24
前作、死に髪の棲む家を発表した後次作が書けず悩む主人公が巻き込まれる事件 ホラーとミステリの要素のバランスも良く、主人公と無妙の掛け合いのテンポ等も既に馴れた感じになっていて読みやすく面白い しっかりホラーを残す終わり方も良かったと思う2026/03/23
佐倉
17
ジャノメチョウの鱗粉に触れたものは死ぬ⋯⋯そんな呪いが伝えられる村に向かった出雲秋泰。取材に向かうも折り悪く土砂崩れによって帰れなくなったところに泊めてもらった翅ヶ崎家の屋敷で怪死事件に巻き込まれるという怪奇ミステリー。翅ヶ崎の人々はともかく電波が繋がってるのに通報しない出雲などアナクロな部分もあるが、現代を舞台に村怪奇ミステリーをやるワクワクが勝つのと、前巻同様探偵役の無妙の人を舐めた態度に雑に返す出雲のやり取りがツボなので好きなシリーズ。次は何を口に詰め込まれた遺体が出るのか、今から楽しみである。2026/04/23
四弦桜
17
その鱗粉に触れた者を死に至らしめる蝶の呪い──────。 館の見取り図にテンションが上がり、そして無妙が登場してからがたまらない✨ 想像もしていなかった結末に一瞬時が止まった… 今作も面白かった😆 髪の毛、蝶ときて次回は何が来るのか🤩2026/04/19
芋猫
5
売出し中の怪異作家・出雲は、“人を呪い殺す蝶”の噂を聞き、新ネタ探しに翅賀村という小さな村を訪ねる。そこで村を取り仕切る名家に招かれるが、女当主の謎の死に立ち会ってしまう。そして死体の口からは大量の蝶が這い出てきて…という話。初めての織部泰助。とてもキャラが濃い登場人物と、気味悪い事件の雰囲気がマッチしていて、怪異寄りの現代版金田一耕助シリーズといった雰囲気を楽しめた。主人公の相棒が怪談師だったり、軽妙なやり取りも今っぽい。粗削りな部分もあるけど、1990年生まれの若手作家の今後に期待!2026/03/29
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