出版社内容情報
「ていうか、そもそも三重に西区も平山町もないやん。釣り確定」
「その通りです。けれどこの住所は、検索履歴、ネットの書き込み、テレビの速報テロップ……。
あらゆるところに紛れ込んでいるのです。本当に、存在しない、のでしょうか?」
『三重県津市西区平山3‐15‐7』
それは、存在するはずのない住所。
けれどネットで、書籍で、新聞で、雑誌で。
あらゆるところでその住所の情報を目にし、
作家の小林は、まるで見入られたように、その住所について調べ始める。
すると一見関連性のない出来事が、一つの真実を指し示し……。
カクヨムコン10 ホラー部門大賞、コミカライズ賞受賞のモキュメンタリ―ホラー、書籍化!
【目次】
内容説明
そもそも三重に西区も平山町もないやん。釣り確定。その通りです。けれどこの住所は、検索履歴、ネットの書き込み、テレビの速報テロップ…あらゆるところに紛れ込んでいるのです。本当に、存在しない、のでしょうか?カクヨムコンテスト10ホラー部門大賞&コミカライズ賞受賞。
著者等紹介
大舟[オオブネ]
「三重県津市西区平山町3‐15‐7」でカクヨムコンテスト10ホラー部門大賞、コミカライズ賞を受賞し、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
75
三重県津市西区という架空の住所に関するモキュメンタリー、三重県民なので出てくる場所を知っているのでより怖い、主人公の作家がこの住所について情報を集めて調べていくのだが、ここら辺はかなりの田舎で実際こんな事が過去にあったとしても不思議ではない、このトンネルはもしかして実在するかもと思える場所、しかしここはしをんさんの神去村なので観光に力を入れているのに、こんな不気味な村と周知されてしまっていいのだろうか、ホラーは苦手だが最後まで読み切る事が出来た、読後感はそれほど悪くはない。2026/02/16
yukaring
73
「三重県津市西区平山町3-15-7で待ってます」覚えのない検索履歴や深夜の電話、謎の標識、そこに呼ばれてしまった人は…。この存在しない住所をめぐるモキュメンタリーホラー。主人公で作家の小林さんが都市伝説のようなこの住所に興味を持ち、そこにまつわる奇怪な噂や掲示板の書き込み、メディアなどを取り上げ考察する形式なのだがとてもリアリティがあって面白い。何の関係もなさそうな不気味な出来事や目撃証言がパズルのように繋がり真相へと導かれて行く。起承転結がしっかりしていてラストも綺麗に着地。ミステリ仕立てで楽しかった。2026/02/25
sin
54
三重県在住の読み友界隈で話題になっていたので手に取った。ある意味「近畿地方のある場所…」の亜流で、“ある場所”が“三重県津市平山町3-15-7”と云う特定だが不明瞭な場所に変えてある処がポイントだ。日常が非日常に変化していく怪談は多々あるが一見明確な住所を使った手法が目新しいと云った処だろうか…ただ怪異の着地点には穿ち過ぎな感じがした。また、全体的に拙さを感じてしまうが、そこは意図しての表現だろうか?作中、名古屋が言わずと知れた大都市で周りはかなり栄えているとの表現が出て来るが、これも別世界の名古屋か?2026/03/21
さちこ
40
今の時代の情報を得る手段が感慨深い。落とし所がうまくて、真相は想像した。2026/03/03
よっち
26
実在しないはずの住所が、あらゆる媒体に不自然に紛れ込む奇怪な現象を描いていくモキュメンタリーホラー。実在しない住所がなぜあらゆるところで目撃されるのか、作家の小林がその謎に取り憑かれたように調査を開始して、スレッド掲示板、電話番号検索、目撃談、関連事件などを資料形式で積み重ねていった先に、一見無関係な出来事が、徐々に恐ろしい真実へ収束するストーリーで、ローカル要素もリアルに絡めながら、架空の住所が現実の地図や生活にじわじわと日常に侵入していって、そんな怖さが感じられたからこそ予想外の結末がやや意外でした。2026/03/09




