テミスの不確かな法廷―再審の証人

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テミスの不確かな法廷―再審の証人

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041167915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【ドラマ化原作小説!】

「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」

任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!


【目次】

内容説明

任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、殺人の濡れ衣を着せられたと訴える男。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった…。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!

著者等紹介

直島翔[ナオシマショウ]
1964年、宮崎県生まれ。立教大学社会学部卒。新聞社勤務。社会部時代、検察庁など司法を担当し、『転がる検事に苔むさず』で第3回警察小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

164
キター!発達障害の特性を持つ特例判事補・安堂清春シリーズの続編。連作3話どれも安堂の傍らで、ハラハラおろおろしながら見守った読書だった。弁護士・小野崎とのかかわりにニヤリとして、二人の行く末が楽しみでならない。再審の証人と副題があるが些細なこと(それは安堂にとっては大事なことなのだ)から導かれる顛末に、ハッとさせられるのが心地いい。ドラマで安堂を演じている松山ケンイチがずーっと脳内にいて、それもまた楽しかった。次も期待してしまう。2026/01/18

hiace9000

142
前作から読むこと推奨の、"うわっ、これ巧い!"確定の『不確か』続巻読了。今作ではより個々の人物の輪郭が鮮明になり、TVの影響もあってか、門倉はもはやエンケンさんにしか見えないほど。安堂の自己の発達特性を自覚でき過ぎてしまう苦悩と向き合う姿、そしてそれを正面から受け止め、正しく理解し支援する小野崎とのコンビネーションも実に気持ちがいい。舞台装置こそ本小説が元となるドラマ版。原作を大事にしつつも物語の膨らませ方や、人物の見せ方・魅せ方は、さすがは『宙わたる…』制作陣の名手腕!いよいよ佳境のドラマも見逃せない。2026/02/24

KAZOO

130
この作品は2作目となっているのですね。ただあまりそんなことを感じさせない感じがしました。3作の連作短編という読みやすさがあります。「テミス」という言葉にひかれて手に取ったのですが同じような書名の中山七里さんとはまた異なった話の展開です。この作家さんは初めてなのですが、非常に裁判官や法廷についての知識がしっかりしていると感じました。場所はY市ということですがすぐにどこかがわかります。私は観ないテレビドラマでやっているようでかなり読まれているということですか。2026/01/28

ちょろこ

128
法廷ミステリシリーズ2の一冊。ドラマのおかげもあって、主人公の安堂にしっかりと"顔"ができた。そわそわ、むずむずと日々対峙する発達障害の彼が今作も"特性"を活かし、三つの案件の真相を浮き彫りにしていく。細やかに彼の業務はもちろん、日常での脳内作業が描かれるのがいい。相手の心情に寄り添うことに不得手を感じる姿、彼なりに自分の脳内に向き合い進もうとする姿は相変わらず裁判官以上に一人の青年として応援したくなる。山路医師の随所でのアドバイスにこちらまで心安らいだな。「法服のサンタクロース」には思わずホロリときた。2026/02/15

buchipanda3

93
シリーズ2作目。前作は未読だがドラマで補完するとして読んでみた。ドラマとの違いはあるけれどこちらも面白い。特にあの場面は胸に響いた。その瞬間、ある"大事なもの"が頭の中を駆け巡った。言葉にならない感情が心の中に広がる。読んで良かったなあと余韻に浸った。主人公は発達障害を自認する特例判事補。彼は空気を読まない(読めない)ことから裁判の慣例から外れることをするが毎回一石を投じる。感情を認識できないと悩む彼が、感情を排して判断する法曹に携わることで、むしろ得られた心情が尊い。周りの人たちも魅力的に描かれていた。2026/02/06

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