出版社内容情報
損害保険会社の同期だった薔子 。地方の旧家の一人娘で生活レベルもまるで違う彼女が退職した。理由は「フラワーデザイナーになりたいから」。2年後、再会した薔子はショートカットにジーンズ姿、手は荒れ、頬はくすんでいた。その1年後、私は同期の結婚式で再び薔子に出会う。花嫁の横に佇む薔子は……(「花のような人」)。仕事を続けること、挫折すること、違う形で自信を取り戻すこと。数十年にわたり愛され支持される15の物語。
【目次】
花のような人………フラワーデザイナー
ものすごく見栄っぱり………体育教師
今年はじめての半袖………デパート店員
愛でしょ、愛………漫画家
話を聞かせて………営業部員
愛の奇跡………専業主婦
アフターファイブ………派遣・ファイリング
天使をなめるな………看護婦
女神の職業………女優
気持ちを計る………タイムキーパー
真面目であればあるほど………銀行員
もういちど夢を見よう………水泳インストラクター
絶対、泣かない………秘書
卒業式まで………養護教諭
女に生まれてきたからには………エステティシャン
あとがき
文庫版あとがき
内容説明
損害保険会社の同期だった薔子。地方の旧家の一人娘で生活レベルもまるで違う彼女が退職した。理由は「フラワーデザイナーになりたいから」。2年後、再会した薔子はショートカットにジーンズ姿、手は荒れ、頬はくすんでいた。その1年後、私は同期の結婚式で再び薔子に出会う。花嫁の横に佇む薔子は…(「花のような人」)。仕事を続けること、挫折すること、違う形で自信を取り戻すこと。数十年にわたり愛され支持される15の物語。
著者等紹介
山本文緒[ヤマモトフミオ]
1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、’87年小説家デビュー。人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマにした作品を描き続ける。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、『プラナリア』で第124回直木賞、『自転しながら公転する』で第27回島清恋愛文学賞、第16回中央公論文芸賞を受賞。2021年、癌のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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