出版社内容情報
虎になった父が残した一篇の漢詩から導き出される、驚愕の真実。不朽の名作『山月記』をまったく新しい視点から読み解く新感覚ミステリ。
【目次】
虎と月
虎になった男の話(「あとがき」にかえて)
内容説明
父は虎になった―。はたしてそんなことがあるだろうか?ある日、行方不明になっている父に会ったという人から手紙が届いた。そこには、虎になった父が作ったとしか思えない、不思議な詩が記されていたのだ。もしかすると、父親にそっくりだと言われるぼくも、いつか虎になってしまうのだろうか?14歳の少年は父を探し、謎を解くため旅に出る―。中島敦の名作『山月記』に想を得た、新感覚青春ミステリ。
著者等紹介
柳広司[ヤナギコウジ]
1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバサ
11
父が虎になった。山月記の李徴の息子目線の話はこうも興味深いですしよくぞ一冊にまとめたなと。人が虎になるにあたる解釈には驚かされた。国語で学ぶ部分でも印象的だがその先に行く感じが好奇心をくすぐられました。2026/05/25
ナセル
5
山月記を読んだ時は李徴にいい印象がなかった(プライドばっかり高くなってしまってどうしようもならなくなってしまった、的な)ですが、こういう結末が真実だったら納得がいくかな。正しい質問をみつける。難しい。2026/05/31
葵上
5
山下月が大好きで即購入。作家さんというのは本当にスゴい。同じように山下月を読んで何度も読み返しているが、そこからこんな作品が生まれるなんて。「尊大な羞恥心」「臆病な自尊心」という表現が年々身に染みてわかるようになって、今は通りすぎたところ。2026/06/04
c3pomotohonzuki
3
山月記で虎になった李徴、その息子による真相を探る旅。 虎になるとはどういうことか、知るべきは何か、問われるべきは何か。 彼もまた虎となるのか、その答えはまた別の物語なのだろう。 「正しい答えを得るためには、正しい質問を見つけなければならん」2026/05/24
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