出版社内容情報
昼に起き、サウナで身を清め、新作の執筆にいそしむ。行きつけの酒場で酒を呑み、担当編集者と打ち合わせ、焼酎でひとり晩酌をする。テレビの仕事が徐々に減り、執筆に専念するなか、胸を去来する孤独と不安。平成から令和へ、そしてコロナ禍へと突入し、宴や球場観戦もかなわず、たまるストレスを師・藤澤清造のさらなる追慕作業で晴らす……。最後の無頼派作家が、死の直前まで綴ったライフワークの日記文学、ついに合本で完結!
2016年6月~2022年1月分収録
【目次】
一私小説書きの日乗 新起の章
一私小説書きの日乗 堅忍の章
一私小説書きの日乗 這進の章
解説 阿部公彦
内容説明
昼に起き、サウナで身を清め、新作の執筆にいそしむ。行きつけの酒場で酒を呑み、担当編集者と打ち合わせ、焼酎でひとり晩酌をする。テレビの仕事が徐々に減り、執筆に専念するなか、胸に去来する孤独と不安。平成から令和へ、そしてコロナ禍へと突入し、宴や球場観戦もかなわず、たまるストレスを師・藤澤清造のさらなる追慕作業で晴らす…。最後の無頼派作家が、死の直前まで綴ったライフワークの日記文学、ついに合本で完結!
目次
一私小説書きの日乗 新起の章
一私小説書きの日乗 堅忍の章
一私小説書きの日乗 這進の章
著者等紹介
西村賢太[ニシムラケンタ]
1967年7月12日、東京都江戸川区生れ。中卒。2022年2月、急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みじんこ
6
「芝公園六角堂跡」への思い入れを感じたり、絶筆「雨滴は続く」の連載が始まっていたり。解説で阿部氏が触れていたが、各編集者の人々もそれぞれキャラの立った登場人物に思えてくる。清造資料整理の時間も多く、師に関連する全ての行動に一番の喜びを感じているように思う。「いつも通り」のものを書き続ける自負と誇りについてのくだりは印象に残り、ここがブレないのは魅力でもある。北町貫多名のサイン本、今は誰が手にしているのだろう。体の不調はたびたび記されるものの、亡くなったのはあまりにも突然。現在もこのまま続いていそうな日記。2026/03/06
yoyogi kazuo
2
単行本化されていなかった「這進の章」も含んでの合本文庫化。これにて「日乗」シリーズはすべて文庫で読めるようになり、ありがたい。2026/01/28
相馬
1
山田ルイ53世との対談の中で、 「年をとることで可能性が無くなっていく分、いまできることを丁寧にやりたいですね。」みたいな話が出たらしい。 西村賢太は小説以外に興味が無いと自覚することで、無駄なものを捨て去って真剣になれると語ったようだ。 (別のところで対談の話は鵜呑みにするなと書いているのであくまで参考として) それにしても、西村賢太の行動範囲は基本、東京の東側と七尾・金沢ぐらいだ。亡くなる直前に野毛や小田原に行っているのが稀なくらい。好みがはっきりしていると、行動も一貫するのだろうか。2026/03/01
Tak
1
残りページが少なくなるにつれ生命の終わりを感じると言う中々経験出来ない事を経験した気分。シリーズ最初に比べるとコロナ禍の時期もあり地味な暮らしぶりになったと思うが色々な交友関係を断ち切り実際会った事ない人物に弟子入りしその師に尽くす事は側から見たら異質だが本人は幸せだったのだろうと思えた。色々な版元と揉め事を起こしている気難しい人だったと思うがもう少し楽に生きて健康に留意して長く作品を残して欲しかったと思います。年齢も近いですが次に読み返す時はまた、違った感想もあるのかな2026/02/22




