角川文庫<br> 袖の香はひそやかに薫る―平安身代わり恋ものがたり

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角川文庫
袖の香はひそやかに薫る―平安身代わり恋ものがたり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041165317
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時の権力を握る左大臣家・北駒藤原家の娘の麗子は、亡き母の身分が低かったため虐げられて育った。
ある日、正妻の次女の乙姫の結婚が決まり、婚儀初夜の手伝いのため呼び出される。いつものように雑用を押し付けられる麗子だが、実は本当の目的は別で、この結婚に不満のあった乙姫が麗子を自身の身代わりに仕立て上げ、無理やり結婚させようとしていたのだ。
事情を察した麗子は言いなりにはなるまいと意を決するが――そこに現れたのは乙姫の結婚相手ではなく、まったくの別人だった。涼やかな面差しの男の正体は、没落貴族の跡取りである藤原季時。彼もまた、騙されて身代わりとしてやってきたのだ。奇しくも政略結婚の身代わりとして引き合わせられた二人は、それぞれの思惑で契りを結んだと画策するが、いつしかそこには本当の恋が芽生えていき――?
そんな中、後宮内では政治の陰謀が渦巻きはじめ、麗子も駒として巻き込まれる。しかし麗子にはある秘密があった……。

人気作家・深山くのえが贈る運命の恋の物語。


【目次】

内容説明

虐げられてきた左大臣の娘・藤原麗子は、あるとき妹の身代わりとして無理やり結婚させられそうになる。だがそこに現れたのは妹の結婚相手ではなく、全くの別人だった。涼やかな面差しの男の正体は、没落貴族の跡取り・藤原季時。彼もまた、奇しくも身代わりとして来たという。運命的に出逢った二人はお互いに惹かれ合い、いつしか本当の恋が芽生える。そんな最中、宮中で渦巻く政治の混乱に麗子も駒として巻き込まれ―。

著者等紹介

深山くのえ[ミヤマクノエ]
神奈川県出身。2005年に『花色の戯れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イカまりこ

8
面白かった~。身代わりで結婚させられる話は定番だけど、これはどちらも身代わりw そんなことってある?じゃあ結婚なんてしなきゃいいじゃん!と思うんだけど、そこには政治的しがらみがあって。利益というか足の引っ張りあい。スケールの大きな話になっていき、あれは伏線だったのかと読み終わって複雑な物語に唸った。身代わりにされ舐められてた二人だけど、スペックは本物以上w 二人が出会うきっかけになってくれて逆にありがとうって感じ。息子の恋バナを聞いてくる万年宰相のパパがいいw あとは大姫が幸せなってくれればいいな~。2026/01/06

7
深山先生の平安ものは安定の面白さだなと思いながら読んでいたが、思いもよらない展開に進んでいきより楽しませていただきました。しかし、深山先生の作品としては甘さ控えめな感じが…。個人的に左右大臣への仕返しの仕方が良かったかと。2025/12/12

すがはら

6
当主の庶子で居心地悪く過ごしていたヒロインの人生が、身代わり結婚に巻き込まれたことでを好転する。男性側の身代わりの立て方が杜撰で怖い。女性側の被害を軽く考えすぎです。古典の落窪物語にもあったから当事の感覚はそんなものだったのか。縁戚関係が込み入って、親類同士で権力を争い、互いの不幸を望む平安貴族。今は栄えていても将来は貧困かもしれないのだから、皆必死です。毒や呪詛の影響が残っていてずっと病身でいる元女御たちや東宮が一番気の毒。ヒロインに好意的だった大姫に先の希望が示されたのはホッとしました。2025/12/30

ユキタ

5
平安ヒストリカルロマンス。妾腹の生まれゆえに周囲から軽んじられて暮らしてきた麗子は、意に染まぬ結婚を嫌った妹姫の策略によって身代わりにされてしまう。しかし、通ってきた男もまた、同じように身代わりに立てられた没落貴族の嫡男・藤原季時だった。身代わり同士が出会って生まれた恋、育ちのいい季時が知った手管で麗子を翻弄するかと思ったら、おっとりしているようで妙なところで思い切りのいい麗子に逆に翻弄されちゃってるとこが面白かった。2025/12/09

カタバミ

1
周りにいた人がいなくなったけれど自分の家族がいたり、元の身分や場所に戻れてよかったです。人が縁でつながっていることを感じました。2025/12/25

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