出版社内容情報
薬膳師と妃の二重生活を送っていた董胡は、母・濤麗と関係があった白龍に会い、ついにその秘められた過去を知った。同時に自身の不思議な力が呪いの力でもある可能性を知り動揺した董胡は、マゴイに付け入られ操られた挙句に滝つぼに呑まれてしまう。そのあとを衝動のまま追った尊武だったが、董胡をかばいながら柄にもなく必死に川を下っていた。ようやくたどり着いた先は玄武の外れにある尊武の離宮。どこか異質な雰囲気がただよう気味の悪い離宮の中で董胡は目覚めるも、自身の力に対する恐怖に気持ちが沈むばかり。そんな董胡を尊武はこの離宮で匿おうと画策していて……。
一方、董胡がいなくなったという知らせが朱璃たちのもとにも、さらには王宮にも届き、それぞれが董胡を捜すため動き出した。
董胡の正体を知ってもただその身を案じ、戻ってきてほしいと願い続ける黎司と、董胡に対してなぜか執着めいた気持ちになる尊武。その感情の正体は一体……。
アジアンファンタジー、すれ違いの第10弾!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつ
1
★★★★★2025/08/26
Hi
0
大好きなシリーズ10巻目!川に落ちた主人公と、それを助けに川に飛び込んだ尊武。2人のその後なわけですが、だいたいの謎は前巻で明かされたため、それとどう向き合っていくかがポイントの10巻。人の活気がない尊武の屋敷に匿ってもらい、時間を持て余す主人公。いつもなら料理をするところですが、その料理すらやる気になれない。頑張れトウコー!と応援したくなる1冊でした。正直あんまり話は進まず、最後の最後で大きなビックリポイントがあるくらい。それを書くための10巻だったのでしょう。そろそろ話が進んでほしいと思ってしまう。2025/08/25
さおり802
0
えぇー?えぇー?って感じです。ってか、尊武様のお母様って何者?玄武公って、したたかなの?それとも、傀儡?大丈夫? 個人的には、レイシ様とのラブラブシーン切望。本来のトウコに戻りつつあって良かったです。2025/08/26
withyuko
0
マゴイの一族はいったん置いといて?意外なストーリー展開で驚く。単純じゃないところが尾道理子先生の良さなのかもしれないけど、「料理で呪いをかける」というところだけ違っていてほしい。続きが早く読みたい2025/08/26
ty.
0
おいおいおいおい尊武お兄ちゃんよ、きみマジで面白いことになってるないろんな意味で!可哀想に、不具合起こしてて好き。もはやレイシ様より尊武お兄ちゃんを応援したい。がんばれ〜〜〜!!!2025/08/25