角川文庫<br> ふれあいサンドイッチ

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角川文庫
ふれあいサンドイッチ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041165102
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大阪は靭公園に佇む小さなサンドイッチ専門店『ピクニック・バスケット』。営むのは仲の良い姉妹・笹子と蕗子だ。ハロウィンの季節、店頭に飾っているカボチャのランタンを売ってほしいという訳アリな女性、自分が本当に食べたいものがわからなくなってしまったフードライター、いなくなった猫を転居先でも探し続ける高齢女性、クラスメイトの売り言葉に買い言葉でおいしいパンを作らねばならなくなった女の子……訪れる人たちの悩みに寄り添う、その気持ちにぴったりなサンドイッチを召し上がれ。蕗子が密かに思いを寄せるパン職人・川端さんとの関係にも進展が……? 『思い出のとき修理します』の著者が贈る、優しくておいしい物語。


【目次】

魔法の種
わたしのお気に入り
ハートがつなぐ
驚きのパン
マダムとムッシュ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みんとあめ

41
笹ちゃん・蕗ちゃん姉妹が経営する「ピクニック・バスケット」。シリーズ第3段、今作も訪れるお客さんたちとのエピソードに癒される。前作から約2年半ぶりの再会だが、大好きな二人の空気感にすっと溶け込めた。笹ちゃんのサンドイッチはより魅力的で、食べたくなる。一人じっくり味わうのも良いけれど、一緒に食べること、美味しいと笑顔になれることって素敵だなと改めて思った。そして、蕗ちゃんの恋する心模様にはほっこり。応援したくなる恋っていいな。思いやる気持ちに気づかせてもらえる温かい物語。また会えると嬉しい。2025/10/22

よっち

29
大阪の靭公園でサンドイッチ専門店を営む仲の良い姉妹・笹子と蕗子が、訪れる人たちの悩みに寄り添うサンドイッチで癒やしていく第3弾。ハロウィンのカボチャのランタンを売ってほしいという訳アリな女性、自分が本当に食べたいものがわからなくなってしまったフードライターや、シャム猫を巡る複雑な想い、クラスメイトの美味しいパンを作らねばならなくなった女の子。笹子と小野寺さんは相変わらずマイペースでしたけど、一方で今回は川端さん絡みでいろいろやきもきさせられた蕗子の片想いがようやく動き出しそうで、今後が楽しみになりました。2025/09/23

mayu

25
大阪で笹ちゃんと蕗ちゃんの姉妹が営むサンドイッチ店"ピクニック・バスケット"シリーズ3作目。久しぶりに読んでも常連の小野寺さんやかわばたパンの人達とコミュニティが狭いのでスッと物語に入れた。姉妹やその周りの人を通して悩みを解決していくお客さん達に章を読み終える度に良かったねぇ〜と言いたくなる。そして今回は蕗ちゃんの恋恋恋ですかね。好きな人が毎日顔を合わせる距離感にいるって仕事行くのが楽しいだろうなぁ〜。なんだかうらやましいよねぇ。毎度笹ちゃんが作るサンドイッチが魅力的な一冊。2025/10/26

クキモン

17
シリーズ3作目。仲の良い姉妹が営むサンドイッチ専門店。公園の緑の中にあるのがお洒落です。取り立てて大きなエピソードは無いけれど、ほのぼのとした雰囲気に癒さます。猫まんまが味噌汁ぶっかけご飯だとは知りませんでした。我が家の猫まんまは、鰹節の海苔巻きです。2025/11/18

えみちゃん

14
靭公園のそばにある小さなサンドイッチ専門店「ピクニック・サンドイッチ」にはなぜか悩みを抱えたお客さまが集まります。今回もかぼちゃのランタンを売ってほしいというワケありな女性、自分の食べたいものが判らなくなってしまった女性、迷い込んだシャム猫の飼い主は誰?売り言葉に買い言葉でおいしいパンを作らなければならなくなった女の子の話などなど日常のちょっとした謎の解決にそっと寄り添う蕗ちゃんと笹ちゃんの優しさが身に沁みました。どのお話もよかったけど勝気な秋美ちゃんのお話が微笑ましい。最初は意地で始まったパン作り2025/09/24

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