出版社内容情報
「男だったら宰相にもなれた」
とまで言わしめた才媛・夢珠(むじゅ)は、
皇位争いで疲弊した大誉帝国を立て直すため、
皇帝と政略結婚をする事となった。
婚姻の儀で皇帝から「皇后とは認めない!」と言われても、
夢珠は愛する国と自らの願望のため政務に励んでいた。
それをよく思わないのが寵妃・九歌。
日に日に悪質になる嫌がらせを止めるため、
夢珠は九歌に皇后の座を賭けた仕事勝負を持ちかけるが――。
世直し中華ファンタジー堂々登場!
【目次】
内容説明
「男だったら宰相にもなれた」とまで言わしめた才媛・夢珠は、皇位争いで疲弊した大誉帝国を立て直すため、皇帝と政略結婚をする事となった。婚姻の儀で皇帝から「皇后とは認めない!」と言われても、夢珠は愛する国と自らの願望のため政務に励んでいた。それをよく思わないのが寵妃・九歌。日に日に悪質になる嫌がらせを止めるため、夢珠は九歌に皇后の座を賭けた仕事勝負を持ちかけるが―。世直し中華ファンタジー堂々登場!第10回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作。
著者等紹介
神雛ジュン[カビナジュン]
2019年、『デュアルスタンダード』(プラチナ文庫)でデビュー。2024年、「斜陽国の奇皇后」で第10回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉を受賞し、2025年に同作を改稿し刊行(本書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
男だったら宰相にもなれたとまで言わしめた才媛・徐夢珠が、皇位争いで疲弊した斜陽の大誉帝国を立て直すため、皇帝・朱雲寧の皇后となる中華風ファンタジー。婚姻の儀で皇帝から皇后とは認めないと言われながら、愛する国と自らの願望のため政務に励む夢珠。そんな彼女の存在を快く思わない寵妃・九歌相手に皇后の座を賭けた仕事勝負を持ちかける展開で、夢珠の姿を知った九歌の意外な一面もあったり、その矢先に起きた急展開は思わぬ真相に繋がりましたけど、いろいろな事態が好転していく確かな希望を感させてくれた結末はなかなか良かったです。2025/09/23
文鳥
1
娘選、購入本。作者さんデビュー作(?受賞作)で、勢いとまとまりあって、一気に読める。 主人公は彩雲国シリーズ思わせる立場。キュン要素は少ない。2025/10/13
にゃお
1
恋愛要素が無い(百合の花は咲きそうだけど)、ヒロインがちゃんと有能(単なる強運の持ち主ではない・ヒロインを上げる為に他を低能にしない)なのが良かった。本編が解決した後に他国に嫁ぐ予定だった長公主が出奔した!と新たな騒動の種が蒔かれているので、続きが出たら読んでみたい。2025/10/01




