角川ホラー文庫<br> べっぴんぢごく

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角川ホラー文庫
べっぴんぢごく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041163870
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時は明治、岡山の北の果て。
乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、
村一番の分限者である竹井家に流れ着く。
養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、
自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが――。

美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。
明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、
彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。
憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。
時代は巡れど、この因果からは逃れられない――
『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。

【角川ホラー文庫版刊行記念】
限定書き下ろし
「第十三章 シヲ百三十六歳」収録
世は令和。因果は、終わらない。


【目次】

第一章 シヲ七歳
第二章 シヲ九歳
第三章 シヲ十八歳
第四章 シヲ二十九歳
第五章 シヲ三十七歳
第六章 シヲ四十九歳
第七章 シヲ五十歳
第八章 シヲ六十三歳
第九章 シヲ八十一歳
第十章 シヲ九十六歳
第十一章 乞食隠れ
第十二章 シヲ百四歳
第十三章 シヲ百三十六歳

解説 朝宮運河 

内容説明

時は明治、岡山の北の果て。飢えと寒さの許に生き育った少女シヲは村一番の分限者である竹井家に流れ着く。養女となり過去を捨て絶世の美女に育ったシヲは、自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが…。美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系の七代の女たち。途絶えぬ因果は、竹井家の女を地獄の運命へと絡めとっていく。彼女たちの目に映し出される、怨念と惨劇の数々とは。「第十三章 シヲ百三十六歳」限定収録。

著者等紹介

岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。2001年、『岡山女』は第124回直木賞候補作となった。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ettyan えっちゃん

8
読みたっかったけど、長らく品切れが続いていた本作、ようやくの再販だけでなく、追加された章まであるというサービス。しかも読み始めたら、何という面白さ!因果がねっとりと絡みつき、とんでもない土俗ホラーに仕上がっているんだけど…もうこれマジックリアリズムの流れかと。ここまで呪いが続くともうおかしな気持ちになってくる。百年の孤独などのマジックリアリズムの日本の土着バージョンとして最高傑作。さて、あとがきの朝宮運河さんのおすすめ「不村家奇譚」を読みたい。これまた楽しみな本が増えた2025/08/24

明石

3
読了。 美女と醜女が交互に生まれる奇妙な因果を背負った一族の物語。 独特の雰囲気があって、彼女達の人生の断片を観賞している気分になった。 小説としては明治から令和までの話だけども、これから先もこの因果は続いていくんだろうとそんな気になった。2025/08/26

どんぐり

2
一気読みした。とある一族の因果の物語。まさに「ぢごく」。怖いというかなんとも言えない感覚の余韻。良いものを読んだという感覚なのは確か。岩井さんの作品を他にも読みたくなった2025/09/14

Ryo0809

2
快楽のためにだけ男を求め、男の身勝手を地獄の果てまで突き落とす女の業。明治から平成まで百年を超える時間軸のなか、移ろいゆく世相を反映した女の姿を容赦のない筆致で描く。死霊の声を聞き、痕跡を視覚できる女系家族。怪奇的で幻想的な世界とは真逆な、レアリズム。それは、ダンテの神曲や仏教の六道輪廻を越えくる現実の世界に他ならない。どす黒さをえぐり取る格調ある文章も見事。2025/08/30

検尿泥棒

2
岩井志麻子6冊目。たまたま本屋にあったので久しぶりに作者の本を読んでみるかと思ってよんだ。読みながらこういう感じの文章だったなと思い出して、生まれてくる子供に受け継がれる不幸になる呪いは永遠に終わらないのかなと暗い気持ちになった。2025/08/10

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