出版社内容情報
公爵家の次男ミルカは、「魔力無しの欠陥品」と冷遇され、王妃殺しと呼ばれる第二王子ヴァレンティレの婚約者となって家から絶縁された。苛烈な性格と噂されるヴァレンティレは、これまで数多の婚約者候補を追い返してきたというが、実は強すぎる魔力にあてられてヴァレンティレの側にいることができないのだという。だが、魔力無しのミルカは、なぜかヴァレンティレの側にいても問題なく過ごすことができ、帰る家のないミルカはここに置いて欲しいとヴァレンティレに訴える。一方、ヴァレンティレは家族とすら確執を抱えて孤独に生きてきたが、いつの間にかミルカの側に安らぎを覚え…?
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- その心意気やよし