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出版社内容情報
一緒に過ごした時間が、俺たちを“家族”にしていく。
毎日会社と自宅を往復するだけの日々を送る堀越京也。
そんなある日、京也が高校時代に好意を寄せていた水瀬彩奈が義娘の愛莉と一緒に隣に引っ越してくる。
十年ぶりの再会に少し戸惑いつつも、彩奈が愛莉を引き取った理由、そして誰にも頼らず生きてきたことを知った京也は、彼女を放っておけず自然と彼女たちに関わるようになる。
ぎこちなくも温かな時間を重ねるうち、三人はまるで家族のようになるのだが、彩奈から「もう、君には頼れない」と距離を置かれてしまい……。
これは好き同士だった二人が“家族”になる物語。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D
51
ハートフルなラブコメでした。いや、もうこれはヒューマンドラマですよね。家族のかたちや絆を強く考えさせられて、本当に良かった。甘えたっていい。迷惑をかけてもいい。現実は厳しいけどそんな優しさに包まれた素敵な物語でした。おもしろかった。2025/08/03
よっち
34
毎日会社と自宅を往復する日々を送る堀越京也。彼が高校時代に好意を寄せていた水瀬彩奈が、義娘の愛莉と一緒に隣に引っ越してくる社会人ラブコメ。酒の飲み過ぎで介抱される最悪の再会を果たしてしまい、10年ぶりの再会に少し戸惑いながらも、彩奈が愛莉を引き取った理由、そして誰にも頼らず生きてきたことを知り、放っておけず自然と彼女たちに関わるようになる京也。過去の甘酸っぱい思い出も絡めながら、迷惑ではないかと考えてしまう愛莉や、独りで頑張りすぎてしまう彩奈に寄り添い、少しずつ距離を縮めていく関係がなかなか良かったです。2025/08/01
真白優樹
20
社会人六年目、家と会社の往復ばかりな青年が、高校時代思っていた女性と十年ぶりに再会し始まる物語。―――肩ひじ張らずに頼っていい、あの日伸ばした手を再び。 女性の変わらない部分を見、女性の義娘に振り回されたりしつつ。そんな中、少しずつ家族の様になっていく物語であり、ちょっとビターで、だけど仄かに甘いラブコメが繰り広げられる物語である。果たして、出来たばかりの家族のような関係はどこへ向かうのか。この先、青年は思っていた女性とその義娘と、本当の家族になることはできるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2025/08/01
通りすがりの本読み
16
とてもよかった。優しい人ばかりで心が温かくなった。3人がゆっくりと家族になっていくお話。ラストの「おかえり」にグッときました。高校の時に好きだった女の子とお隣さんとして再会で始まる物語。読んでいて彩奈と愛莉は仲はいいけどお互いに気を遣い合って無理をしてるなと思って心配していたら案の定。そんな2人を支え助けてくれる京也の優しさ。頑張っている人を応援して助けたくなる気持ちわかります。誰かに迷惑をかけても甘えてもいいですよね。3人が本当の家族なった続編も読んでみたいなと思える作品でした。2025/08/01
MoriTomo
15
かつて好きだったヒロインがお隣に引っ越してくるところから始まる心温まるラブコメで、主人公とヒロインが少しずつ心を通わせていく描写が丁寧で良かったです。 努力家なヒロインの胸の内や、それを支えようと行動する主人公の姿に応援したくなる恋愛模様が描かれており、感情移入しながら楽しめました。ヒロインと共にやってきた義娘も強烈な存在感を放ちつつ、可愛らしさとのギャップが魅力的で面白かったです。 高校時代の想いが蘇る展開も印象的で、今後の恋の行方にも注目したいです。2025/08/03
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