出版社内容情報
叔玉公主を異国へ送り届ける降嫁使節団は、国境を越えて旅を急いでいた。
しかしその道中、謎の賊の襲撃を受け、皇族の馬車が狙われる。
偶然同乗していた青年・天賜と、公主付きの女官・香蓉は、公主と誤認されて連れ去られてしまう。
この難に際して、使節団の正使・澳飛は団全体の安全を優先し、救出より撤退を選ぶが、天賜を友とする阿よう(火偏に華)はその判断に納得できず、愛獣・天狗を伴い一人で賊を追う決意をする。
一方、捕らわれた天賜は、香蓉が公主だと誤解されていることに気づき、脱出の機会を探る。
危険を顧みず友を救おうとする阿ようの想いは届くのか。拉致された天賜の運命、そして使節団の旅の行方はーー。
内容説明
金椛帝国第十六皇子・澳飛は、叔玉公主の降嫁に伴い、西方の劫宝国へ向かう使節団を率いることに。道中加わった阿〓と天賜とともに、一行は国境を越える。しかし突然の賊の襲撃を受け、天賜と女官が誘拐されてしまう。安全のため先を急ぐ澳飛と、天賜を救いたい阿〓の意見はすれ違う。それぞれの想いを胸に進む旅路の中で、揺れる四人の運命は果たしてどこへ向かうのか―。大人気「金椛国」シリーズ新章第二弾!
著者等紹介
篠原悠希[シノハラユウキ]
島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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