角川文庫<br> ブラックボックス、誰が解く?―君に綴る4つの謎

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角川文庫
ブラックボックス、誰が解く?―君に綴る4つの謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041162866
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

児童書を卒業したら、読むべき本がわからない!
そんな中高生のために、角川文庫がぜったいにまちがいないアンソロジー小説を作りました。本作のテーマは「ミステリ」。「フーダニット」「ハウダニット」「ホワイダニット」「叙述トリック」とそれぞれのお題で人気作家4名に書き下ろしていただいた極上の短編に、どう読んだら楽しめるか?のヒントを添えてお届けします。
アンソロジーだから短い時間で読める、満足度100%の謎解き小説。はじめてのミステリ小説は、ここからはじめよう!

〈収録作品〉
「ヤンキー、ミステリと出会う ~俺とあいつと、さしすせそ」青柳碧人
「将棋部、無実を証明せよ」秋木 真
「屋上の雪融け」相沢沙呼
「学生時代の母の原稿」似鳥 鶏


【目次】

ヤンキー、ミステリと出会う ~俺とあいつと、さしすせそ 青柳碧人
将棋部、無実を証明せよ 秋木 真
屋上の雪融け 相沢沙呼
学生時代の母の原稿 似鳥 鶏

内容説明

世の中にはたくさんの本がある。でも、多すぎて何から読めば良いのかわからない。そんな悩みを持つあなたへ、ジャンルに特化したアンソロジーをお届けします。本作のテーマは〈ミステリ〉。人気作家4名が、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、そして叙述トリックと「ミステリのお約束」をそれぞれ取り入れた極上短編を書き下ろし!各話扉に書かれた“どう読めば面白いか?”のガイドと共に楽しむ、満足度100%の謎解き小説。

著者等紹介

青柳碧人[アオヤギアイト]
千葉県生まれ。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー

秋木真[アキギシン]
静岡県生まれ、埼玉県育ち。2006年日本児童文芸家協会「第12回創作コンクール 高学年部門」で優秀賞・文部科学大臣奨励賞を受賞。07年『ゴールライン』でデビュー

相沢沙呼[アイザワサコ]
埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー

似鳥鶏[ニタドリケイ]
千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

52
ジャンルに特化したミステリのアンソロジー。 フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、そして叙述トリックの4つに寄せたミステリ。 個人的にはハウダニットの「屋上の雪融け」の自殺ではなくいかにして1つしかなかった雪の足跡の謎を解くのか。 そして叙述トリックの「学生時代の母の原稿」。 最初はファンタジーで始まるが、時折ある違和感の正体。 それが現代に戻り種明かしされるのだが、最後のトリックには気付かなかった。2025/09/24

さっちゃん

50
それぞれホワイダニット、フーダニット、ハウダニット、叙述トリックを使った書き下ろし短編。/青柳さんはヤンキーとミステリ好き少女のコンビが微笑ましい。5年後に一体何が?また会いたい2人。初読みの秋木さんは部室での謎めいた事件。ほろ苦い青春ミステリ。相沢さんは脚本を担当したKiramuneのリーディングライブ「幻視探偵」の暁幻十朗が雪上密室を解く。そんな上手くいくかな?似鳥さんは母が昔書いた原稿の違和感を探る。『鍵のかかった部屋 5つの密室』のミス研白玖君が登場(多分出てたと思う)。原稿部分はニ度読み必至!2025/08/06

D

45
ミステリー界の最前線が送る4本の短編アンソロジー。全部面白かった。特にラストの学生時代の母の原稿はオチまで含めて最高でした。ミステリーの面白さが詰まった短編集。2025/11/02

ひさか

43
2025年7月角川文庫刊。青柳碧人:俺とあいつと、さしすせそ、秋木真:将棋部,無実を証明せよ、相沢沙呼:屋上の雪融け、似鳥鶏:学生時代の母の原稿、の4つの書き下ろしミステリアンソロジー。出版元の思惑通りにミステリの読書ガイドになっているか?というと疑問だが、屋上の雪解け、学生時代の母の原稿なんかは良くできたミステリで、楽しめた。屋上の雪解けでは登場する探偵と助手に魅力があり、シリーズ化したものを読んでみたいと思う。2025/11/24

よっち

30
児童書を卒業したら読むべき本がわからない中高生のために、角川文庫がミステリの楽しみ方を教えるアンソロジー小説。青柳碧人さんの刺された事件の犯人と決めつけられたヤンキーとミステリ好きのコンビが探す真犯人、秋木真さんの油彩画を盗んだ犯人と疑われた将棋部の犯人探しとその動機、相沢沙呼さんの探偵助手の妹視点で描かれる名探偵が挑んだ雪上密室、そして似鳥鶏さんの母が学生時代に書いた原稿の違和感。どれもわりとシンプルながらもミステリの基本を抑えたストーリーになっていて、読みやすさの中に著者さんらしさも感じられましたね。2025/08/18

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