出版社内容情報
みやこ高校の2年生・荒井エミ子は学校新聞部の記者で、新聞部のハンサムな夏彦にひそかに憧れている。好奇心旺盛なエミ子はいつも事件に巻き込まれる――。ある日、友人の京子とともに古本屋を訪れるが、京子は降霊術についての本にいたく興味を引かれたらしい。京子たち「神秘会」のメンバーが降霊術を実行すると聞きつけたエミ子は、夏彦とその様子を見に行く。その日を境に、京子の様子がおかしくなって……(「800年のミイラ」)。化学教師の仁木先生が学校を辞職した。愁いを帯びた先生を懐かしみ、化学室に立ち寄ったエミ子は、奇妙な薬を発見する。そんなある日、仁木先生にそっくりな男性に出会い「双子の弟だ」と名乗るが――。(「悪魔の24時間」)。人見知りの等は、ゴミ捨て場で拾った木を使って人形を作り、「モクメ」と名付けて大切にしていた。だが、転入生の智子と遊ぶようになってから、モクメの存在が邪魔になりはじめる(「ねがい」)。など、さまざまな恐怖のかたちを描く。
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