出版社内容情報
文部科学省に就職した澤田翔馬は、派遣された東日本大震災の仮設村で、一般職の水鏡瑞希と出会う。瑞希は仮設住宅に居座り続ける厄介な住人を、推理力を駆使して退去させたが、乱暴なやり方が非難される。澤田とともに研究費の不正使用を調査するタスクフォースへの異動を命じられた瑞希は、権力に迎合する官僚たちを目の当たりにする――。抜群のひらめきで不正や捏造を暴き出す。霞が関に波瀾が巻き起こる社会派エンタメ!
内容説明
文部科学省に就職した澤田翔馬は、派遣された東日本大震災の仮設村で、一般職の水鏡瑞希と出会う。瑞希は仮設住宅に居座り続ける厄介な住人を、推理力を駆使して退去させたが、乱暴なやり方が非難される。澤田とともに研究費の不正使用を調査するタスクフォースへの異動を命じられた瑞希は、権力に迎合する官僚たちを目の当たりにする―。抜群のひらめきで不正や捏造を暴き出す。霞が関に波瀾が巻き起こる社会派エンタメ!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
159
松岡 圭祐は、「高校事変」シリーズ中心に読んでいる作家です。初「水鏡推理」、図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。「高校事変」シリーズと比べるとインパクトはありませんが、これはこれで面白いので、シリーズを完読するか思案中です。私は、文部科学省のすぐそばで働いています(笑) https://www.kadokawa.co.jp/product/322501000725/2025/07/07
練りようかん
14
『探偵の鑑定』で興味を持った水鏡シリーズ。主人公の問題解決能力がすこぶる高く、動きにムダのない人かなと思ったが少し読み進めるとちょっと違う。他の登場人物も同様で彼女のやり過ぎに感化され、やらなさ過ぎに疑問を抱く言動によって人物像を書き換え展開とともに、税金の無駄使いという輪が拡大していくのが面白かった。地震予知や自動車事故回避支援システムなど、多くの人が望むテクノロジーで命の緊急性もある分野が研究費獲得のためだけに時間を使う“ムダ”が苦く、いや無駄か?と葛藤を覚え、お仕事小説としても良かった。2025/11/18
チーコ
4
仕掛けられたトリックを暴いていく過程が読んでてスッキリ。理系の専門分野の話しだか、分かりやすく説明されスムーズに読めるとこも良い。ちょっとしたミニ知識が得られるところも有り難い。また、このシリーズを読みたいと思う作品でした。2025/10/15
akipon
3
旧刊を読んだときの内容は、ほぼ覚えてなかったので楽しめました。続いての改定完全版も楽しみにしてます。2025/06/26
Akio Aratani
3
読んでいたけど半分くらいしか覚えていない。 人の死なないミステリなので、良いけど、キャリアの差別意識は、辛い2025/06/11
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