角川文庫<br> 青瓜不動―三島屋変調百物語九之続

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角川文庫
青瓜不動―三島屋変調百物語九之続

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041161234
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

内容説明

洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、けっして外には漏らされない―。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英語版『BRAVE STORY』でBatchelder Award、22年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

54
先の聞き手おちかの出産に絡んだ「青瓜不動」。「だんだん人形」に描かれいるのは役人の私利私欲によって起こった村が悲劇だが、怨みが生き残ったものを助ける力に変化している。「自在の筆」は、なんともおぞましい話。「猿の手」に似ているかもしれない。「針雨の里」は、「だんだん人形」と同じく、よくないものをよいものへと転化させた話。今回は、すさまじいまでにどろどろした話だけでなく、怖いけれど心が優しくなる話もあり、ちょっと趣向の変わった巻だった。2025/07/11

yamatoshiuruhashi

43
三島屋変調百物語第九巻。やっと文庫本になって手にできた。最初を文庫本で読み始めたので本棚の都合上、単行本は困るのだがなかなか文庫化してくれない。第九巻までも進むと以前のお話も忘れているところがある。行然坊の登場は懐かしくもあるが、はて、彼のお話の本題は何だったっけ、となってしまい困惑。宮部さん、もっと早いペースで描いてもらえないかな。本巻で第41話まで。百話に達するまで生きていられるのかな。土地の金気を抜くために植えられる青瓜。その話から富次郎がおちかの初産を助けることに。思いやる気持ちがいいね。2025/07/21

ぴ〜る

15
シリーズ9作目。今回も安定の面白さだった。富次郎の心にも色んな変化や迷いが生まれていて、少々頼りなさを感じつつも少しずつ少しずつ成長してゆく様がとてもリアルで感慨深いものがある。だんだん人形が特に切なくて人の恐ろしさや儚さや現代にも通じるものがあるんじゃないかなって思った。そして何よりおちかの子が無事生まれた事に安堵。2025/07/18

みすみ

10
最近はゾンビやら強すぎる神やら、怪異がグレードアップした結果、話自体もファンタジーに寄りすぎてイマイチ、なことが続いてたけど、「だんだん人形」や「自在の筆」は久々に好きだった頃の三島屋シリーズっぽい人情話で良かったな。それだけに最終話「針雨の里」がプツッと切れる断線ラストでWhat's???と困惑。せっかく富次郎の身の振り方にスポットを当てたんだったらもうちょっと書いても良さそうな気がしたけれど、宮部みゆきの美学だとこれが正解なのかしら。2025/07/13

Kasuke Fujita

7
三島屋シリーズの第九作目。全四話のいずれもが初期の三島屋での百物語の感じがして甲乙付け難い秀作揃いでした。強いてあげるなら、父親として感情移入してしまった表題の青瓜不動でしょうか。今作で共通しているのは”念”。人間だから良い念もあれば悪い念もある。ただ、誰かを想っての念は直ぐには届かずとも回り回って必ず届く。これは三島屋シリーズでの著者のメッセージではないだろうか。一方、”自在の筆”は短編ながら、中々の怖さ。この種の怖さは著者ならでは。小旦那にはこの先、自分に正直に生きてほしい。2025/07/18

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