出版社内容情報
警察庁「特定事案対策室」。その調査対象は、怪異や呪いが原因の異常な出来事だ。
そこに所属する調査官の成瀬義人は、「脚のない子供の幽霊を見た」という骨董店店主の相談を受ける。
その原因が、彼が入手した人魚の木乃伊(ミイラ)にあると見抜いたのは、天才霊能者の九尾天全。
成瀬は彼女と共に調査を始める。
一方対策室には、呪物人形「ポペット」による呪殺の相談が持ちこまれ……。
”特定危険呪物”登場! 呪物を紐解くオカルトミステリ。
内容説明
警察庁「特定事案対策室」。その調査対象は、怪異や呪いが原因の異常な出来事だ。そこに所属する調査官の成瀬義人は、「脚のない子供の幽霊を見た」という骨董店店主の相談を受ける。その原因が、彼が入手した人魚の木乃伊に関連すると見抜いたのは、天才霊能者の九尾天全。成瀬は彼女と共に調査を始める。一方対策室には、呪術人形「ポペット」による呪殺の相談が持ちこまれ…。“特定危険呪物”登場!呪物を紐解くオカルトミステリ。
著者等紹介
谷尾銀[タニオギン]
第7回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉特別賞&Comic Walker漫画賞を「ゆるコワ!~無敵の女子高生二人がただひたすら心霊スポットに凸しまくる!~」でW受賞し、同作を改稿、改題した『ゆるコワ!~無敵のJKが心霊スポットに凸しまくる~』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mihya
37
途中はこりゃ手に負えないのではと思ったが、ラストは意外とあっさり。結局、呪うのは人間。2025/07/15
坂城 弥生
30
シリーズ第2作。話はそれぞれ分かれていたけど根っこの部分で繋がっているように感じた。2025/08/23
備忘録
21
2作目 今回はほぼ成瀬九尾コンビで話が進んでいく 途中それに関わる話として夏目の話が入る 呪殺を叶えるポペットとそれを実行すると目される神様の正体を追う 霊視する九尾と証言等を論理的に解いて答えを出す成瀬のコンビが上手い具合に機能していた 最後は膨らんだストーリーが一気に萎むようなあっさりした解決ではあったが、しっかり説明されているし納得感ある2025/08/07
よっしー
21
シリーズ2作目。ポペット人形って、一時期大ブームを迎えていたなと(人形の呼び名は知りませんでしたが…)、懐かしくなりました。その反面、今回の様に呪具として成り立ってしまうのであれば怖いなとも感じました…。そして、神様に対してもあまり救いが感じられず、やはり人間は身勝手な生き物なのだと思ってしまいますね。前作に比べたら、やや文章が読みやすくはなっていたのですが、読みにくいという感じはまだ残っていました。2025/06/28
petitlyz
19
人が亡くなっているという通報で駆け付けた家で、2人の警察官のうち1人は死亡、1人は何か月も意識不明で入院。しかし、意識不明から回復した交番勤務の警察官 成瀬は(死ななかったから)何かの守りがあるという理屈で、警察庁特定事案対策班にカナリアとして呪術対策の仕事のために異動することになる。呪う為にあれこれろくでもない事をする人が出てくるのに不謹慎だけど、なかなか面白かった。2025/07/14