出版社内容情報
警察庁「特定事案対策室」。その調査対象は、怪異や呪いが原因の異常な出来事だ。
そこに所属する調査官の成瀬義人は、「脚のない子供の幽霊を見た」という骨董店店主の相談を受ける。
その原因が、彼が入手した人魚の木乃伊(ミイラ)にあると見抜いたのは、天才霊能者の九尾天全。
成瀬は彼女と共に調査を始める。
一方対策室には、呪物人形「ポペット」による呪殺の相談が持ちこまれ……。
”特定危険呪物”登場! 呪物を紐解くオカルトミステリ。
内容説明
警察庁「特定事案対策室」。その調査対象は、怪異や呪いが原因の異常な出来事だ。そこに所属する調査官の成瀬義人は、「脚のない子供の幽霊を見た」という骨董店店主の相談を受ける。その原因が、彼が入手した人魚の木乃伊に関連すると見抜いたのは、天才霊能者の九尾天全。成瀬は彼女と共に調査を始める。一方対策室には、呪術人形「ポペット」による呪殺の相談が持ちこまれ…。“特定危険呪物”登場!呪物を紐解くオカルトミステリ。
著者等紹介
谷尾銀[タニオギン]
第7回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉特別賞&Comic Walker漫画賞を「ゆるコワ!~無敵の女子高生二人がただひたすら心霊スポットに凸しまくる!~」でW受賞し、同作を改稿、改題した『ゆるコワ!~無敵のJKが心霊スポットに凸しまくる~』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬野
9
オカルトホラーミステリのシリーズ二作目。今回登場するのは人魚のミイラ、呪いの人形・ポペット。擦れた雰囲気の夏目先輩の過去話も描かれ、こんなの知ったら彼を好きにならずにいられない。人魚のミイラ作りを生業にしていた人の顛末、やはり呪物より何より人間が怖い。人ならざる存在に心を寄せた帰結は、この手の小説では珍しくて印象的だったし好き。現在と過去を反復横飛びする構成には慣れたけど、一巻よりどうしてか文章のクセを強く感じた。新潟駅の描写がずいぶん具体的だなと思ったら作者さんは新潟在住なんですね。なるほど。星:4/52025/05/14
青
5
★★★★☆2025/05/06
しゅがー
5
最初はなかなか不気味な感じだなと思って読んでいたけど、結果最後はどれも悲しい話だったと思いました。夏目の事を詳しく知れたお話もあったので良かった。2025/04/30
ドットジェピー
4
面白かったです2025/05/23
常葉
1
九尾先生、相変わらずでいらっしゃる、と苦笑しつつも、カナリアが調査すべき事件は一筋縄ではいかないし、惨い。2025/05/02
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- 和書
- おかしなおきゃくさま