出版社内容情報
江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、晴眼者――妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった。
“天才・塙保己一”の胸中にあったのは、絶望か希望か、それとも――。
【目次】
内容説明
江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、目明き―妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった―。山田風太郎賞受賞作家の、新境地にして勝負作!
著者等紹介
蝉谷めぐ実[セミタニメグミ]
1992年大阪府生まれ。早稲田大学文学部卒業。2020年『化け者心中』で第11回小説 野性時代 新人賞を受賞し、デビュー。21年に同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年に刊行した『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞。24年『万両役者の扇』で第15回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よし
2
保己一本人の視点や、周囲の人々の視点で書かれていました。あきれたり、ねたんだりする人たちも結局はみんな保己一の魅力の虜になってしまう。保己一にしたら、好きな学問をして、盲としてではなく学者として認められたいという望みを叶えたいと願って懸命に努力をしているだけなのに、と不可解に思っていただろうし、賞賛されることを窮屈にも思っていたんだなぁ、と輝ちゃんとの会話から伝わって来ました。最終章、輝ちゃん、なかなかだなと思わされます。保己一のためにも、どうか、輝ちゃんの望みが叶いますように。#NetGalleyJP 2026/03/18




