出版社内容情報
警視庁生活安全部に所属する真白春花(27歳)は、子ども・女性安全対策第四係・通称さくらポリスの捜査員だ。ある日、つきまとい被害の相談が入った。詳細を聞きに訪れた先は、新宿二丁目にあるゲイバー。相談者の岩田カンナは、一週間前から帰宅途中に尾けられている気がするとのこと。その日から春花は張り込みを開始、何事もなく一週間たったとき、店が二人組の男に襲撃される。そこに現れたのは、スーツの男・黒主泰斗だった。偶然居合わせた春花は二人組の男と黒主の正体を聞きに、組織犯罪対策部を訊ねると、黒須は門川会組の一員だった。再びカンナの下に戻ると、同じビルに入っている店主の落下事件現場に遭遇した。この事件を皮切りに、カンナにも魔の手が忍び寄る。その裏には、新宿二丁目を巡る利権に絡んだ人々の思惑が入り乱れており――。新宿二丁目の土地開発の陰謀に、春花が挑む!
【目次】