内容説明
「初恋」「椰子の実」「小諸なる古城のほとり」…多くの読者に親しまれ愛唱されてきた作品を中心に、島崎藤村の詩業をコンパクトにまとめた文庫版詩集。
目次
詩集 若菜集(おえふ;おきぬ ほか)
詩集 一葉舟(春やいづこに;鷲の歌 ほか)
詩集 夏草(晩春の別離;うぐひす ほか)
詩集 落梅集(小諸なる古城のほとり;労働雑詠 ほか)
詩集 藤村詩集(序)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有沢翔治@文芸同人誌配布中
4
新体詩の代表者、島崎藤村。「初恋」は七・五調の韻律が特徴的で、男性の初恋を歌っている。中学生時代に習った人も多いのではないだろうか。また「狐のわざ」も同様、男性の恋心を題材にしている。一方、「六人の処女」などでも女性を題材にしているが、この詩は明らかに女性が主体である。また、故郷、信州の千曲川を詠んでもいる。 https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51527122.html2022/11/21
ようこ
1
新潮文庫の藤村詩集を買ったはずなのに見当たらないので、図書館で角川文庫のを借りました。古い言いまわしに苦戦し、読めない言葉は飛ばして、行き戻りしながら読みました。つたない読み方ですが、言葉のリズムを楽しみながら、旅をしたり恋をしたり、空を飛んだりできました。2017/11/21