角川スニーカー文庫 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました〈１５〉

ざっぽん【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041159910
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　季節は巡りゾルタンに来てからもう何度目かの夏、早いものであの幸せな結婚式から２ヶ月が経った。うだる暑さでレッド＆リット薬草店へ客足も遠のいているなか――
「そうだ、旅行だ！　新婚旅行に行くなら今しかない！」
　リットも大賛成で早速準備開始！　目的地は……両親たちへの報告もかねてふたりの故郷にしようか。船はヤランドララにお願いして……。考えるだけで楽しみだ！

「ふたりっきりの旅って初めてだね」

　そして、ふたりの間には新たな命の息吹が――。次の旅は３人手を繋いでどこまでも。スローライフは続いていく――


【目次】

内容説明

季節は巡りゾルタンに来てからもう何度目かの夏、早いものであの幸せな結婚式から２ヶ月が経った。うだる暑さでレッド＆リット薬草店への客足も遠のいているなか―「そうだ、旅行だ！新婚旅行に行くなら今しかない！」リットも大賛成で早速準備開始！目的地は…両親たちへの報告もかねてふたりの故郷にしようか。船はヤランドララにお願いして…。考えるだけで楽しみだ！「ふたりっきりの旅って初めてだね」そして、ふたりの間には新たな命の息吹が―。次の旅は３人手を繋いでどこまでも。スローライフは続いていく―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[dorimusi]

最終巻。完結巻のエピローグ後にくる番外編の後日譚みたいな話し。レッドとリットの実家ご挨拶と今までのいろんなキャラの力を借りつつ……みたいな話し。シリーズの中で書くなら蛇足感のある話しな気もするけど、作者はこれが書きたかったんだなと明確にわかるし、そのためのタイトルなんだなと思うと良かったです。シリーズトータルで楽しめました。

2025/08/03

[水無月冬弥]

最終巻、スローライフといいつつ第一線に戻る作品も多い中、最後までスローライフを貫き通したのがいいですね。そんな中、●●の命を守るためにみんなが必死になる展開が熱い！　いやー面白い作品でした。

2025/07/06

[ひぃす]

祝完結。メインは前巻で終わったので、まるまるエピローグといった風情でした。前半は新婚旅行として、レッドとリットの故郷訪問と家族への報告。最後の章では、レッドの最後の冒険が描かれる。関わってきたあらゆる人の助けを借りて目的を達成するの、ほんといいよね。この作品、なんだかんだ善人ばっかで、最後まで少年漫画的な爽やかさがありましたね。また、望めば世界の最前線に立てる能力と立場がありながら、最後まで「平凡な」一夫婦であることを選んだのもこの作品らしいなと。ただ、全員集合の口絵、うげうげさんがいなくない…？

2025/07/11

[ARI]

祝完結。おめでとうございます。 結婚式からしばらく経って、それぞれの故郷を巡る新婚旅行。勇者や導き手、英雄としてそれぞれ故郷から離されてしまったレッドやルーティ、リットだったけど、ちゃんとそれぞれの家族から愛されていることが伝わるこれ以上ない幸せなエピソード。離れていた時間の分だけぎこちない会話ややり取りがあったかもしれないけれど、離れていても子どもの成長を願ってそれを目の当たりにした親心というものは温かい。そして、そんな想いを知ってまた二人が新しい家族を築いていく。

2025/07/06

[ちゅるふ]

やっと「スローライフ」に到達できましたこと、とても喜ばしく思います。 地元ヒーローとしてのご活躍を期待しております。

2025/07/31