名探偵たちがさよならを告げても

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名探偵たちがさよならを告げても

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041159545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

教師の傍ら執筆活動を続け、ミステリ作家として一世を風靡した久宝寺肇(きゅうほうじはじめ)が癌で亡くなった。恩師である久宝寺の死と時を同じくして母校に国語教師として赴任した辻玲人(つじれいと)は、彼の遺稿を入手する。それは不可能状況での殺人を描く短編ミステリのプロットで、解決編のない状態だった。「探偵」になるのが夢だという女子生徒・あずさと協力して、遺稿の続きを探す玲人。しかし校内で女子生徒の死体が発見され、その死の状況は遺稿プロットとまるで同じだった。

内容説明

教師の傍ら作家として活躍した久宝寺が亡くなった。恩師である久宝寺の後任として母校に赴任した辻玲人は、彼の遺稿を入手する。それは学校での殺人を描くミステリーのプロットで、解決篇のない状態だった。「探偵になる」のが夢だという女子生徒・あずさと協力して、遺稿の続きを探す玲人。しかし校内で生徒の死体が発見され、現場の状況は遺稿プロットとまるで同じだった。遺稿を読んだのは限られた者のみ。その中の誰かによる見立て殺人が疑われるが―。切実でビターな学園ミステリー。作家の遺した不可解な殺人事件の計画と「挑戦状」

著者等紹介

藤つかさ[フジツカサ]
1992年兵庫県生まれ、大阪府在住。2020年に「見えない意図」で第42回小説推理新人賞を受賞。改題した同作を含む『その意図は見えなくて』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

58
教師であり小説家であった久宝寺が亡くなる前に遺したミステリ小説のプロット通りに生徒が亡くなった。この殺人事件を解明するため、自ら探偵に名乗り出た生徒のあずさ。と言うことだったが、私には非常に読みにくかった。生徒が教師を助手にして、しかし何か解明が進んでいるとも思えず、事件の真相も唐突に思えた。多分、生徒の痛々しいまでの純真さと、瑞々しい感性について行けなかったおばさん(私)のせいだと思うけれど。 2025/04/13

糸巻

22
学校内で女子生徒が不審死で発見される。その死に方は著名な作家だった亡き教師の遺稿に見立てられていて…。亡くなった女子生徒の友人・あずさが頑なに自分が探偵となってこの事件の謎を解こうとする展開に大いに違和感を覚えながらの読書だった。読んでいくうちに登場人物たちの置かれた背景やその心情から真相を想像する事が出来るが、細かな部分に理解が及ばなかった自分が少し残念に思う。あずさだけでなく学校のOBでもある教師側の視点もあり、読み応えはあった。ミステリの中に再生を織り込んだほろ苦さと光りを感じる物語。2025/04/22

だるま

13
教師でありミステリ作家でもあった久宝寺肇が癌で亡くなり、死後に遺稿が見つかる。極めて簡単なストーリーと読者への挑戦状があり、結末は不明。そして、そこに載っていた殺人事件と似た事件が高校内で起こり、生徒で探偵志望の深野あずさが解明に乗り出す。防犯カメラに誰も映っていない一種の不可能犯罪事件であり、あずさも容疑者の一人になるのに刑事が彼女の探偵活動を咎めないのが不自然ではあるが、最後まで読むと納得出来た。ミステリとしても良く考えられていて、手掛かりの置き方も巧い。今ドキの青春ミステリに気恥ずかしくはなるけど。2025/04/22

ほたる

11
色々なことが隠されていて、それらすべてが誰かの想いに繋がっている。人の死に直面し、それが不可解なものであるとき、探偵たちは動き出す。一体なぜそんなことが。学校の中で起きた出来事に苦しめられながらも、前を向いて進んでいってほしいなと思う。2025/04/05

りこ

6
亡くなった作家の遺稿のプロット通りに女子校で事件が起きた。探偵を志す少女・深野あずさと学生時代に恋人の死を経験した教師・辻玲人、彼の当時の友人であり現在も同僚である体育教師の東堂美緒。終盤での三人の真意が明らかになる展開の連続には息を呑まされた。横目で探り合いながら事件を解決し終えた深野と辻が、ようやく向き合った跨線橋の上での一幕はあまりに忘れ難い。彼女と彼がこれからの人生をどう生き、ふたたび関わっていくのか、知りたいと強く思う。次なる物語で再会できることを期待したい。静かに胸を打つ青春ミステリだった。2025/04/05

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