名探偵たちがさよならを告げても

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

名探偵たちがさよならを告げても

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月04日 06時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041159545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

教師の傍ら執筆活動を続け、ミステリ作家として一世を風靡した久宝寺肇(きゅうほうじはじめ)が癌で亡くなった。恩師である久宝寺の死と時を同じくして母校に国語教師として赴任した辻玲人(つじれいと)は、彼の遺稿を入手する。それは不可能状況での殺人を描く短編ミステリのプロットで、解決編のない状態だった。「探偵」になるのが夢だという女子生徒・あずさと協力して、遺稿の続きを探す玲人。しかし校内で女子生徒の死体が発見され、その死の状況は遺稿プロットとまるで同じだった。

内容説明

教師の傍ら作家として活躍した久宝寺が亡くなった。恩師である久宝寺の後任として母校に赴任した辻玲人は、彼の遺稿を入手する。それは学校での殺人を描くミステリーのプロットで、解決篇のない状態だった。「探偵になる」のが夢だという女子生徒・あずさと協力して、遺稿の続きを探す玲人。しかし校内で生徒の死体が発見され、現場の状況は遺稿プロットとまるで同じだった。遺稿を読んだのは限られた者のみ。その中の誰かによる見立て殺人が疑われるが―。切実でビターな学園ミステリー。作家の遺した不可解な殺人事件の計画と「挑戦状」

著者等紹介

藤つかさ[フジツカサ]
1992年兵庫県生まれ、大阪府在住。2020年に「見えない意図」で第42回小説推理新人賞を受賞。改題した同作を含む『その意図は見えなくて』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

65
教師であり小説家であった久宝寺が亡くなる前に遺したミステリ小説のプロット通りに生徒が亡くなった。この殺人事件を解明するため、自ら探偵に名乗り出た生徒のあずさ。と言うことだったが、私には非常に読みにくかった。生徒が教師を助手にして、しかし何か解明が進んでいるとも思えず、事件の真相も唐突に思えた。多分、生徒の痛々しいまでの純真さと、瑞々しい感性について行けなかったおばさん(私)のせいだと思うけれど。 2025/04/13

えんちゃん

59
タイトルに惹かれ。ビターな青春ミステリ。探偵になりたい女子高生が挑む、遺稿に似た密室殺人の真相探し。先生パート(過去)と生徒パート(現在)それぞれの事件で人が亡くなっているため若干ややこしい。結末で一気に物語の意味がわかる構造。あれもこれも全部伏線。最初と最後のやりたいことリストが泣けた。やっぱりあずさは字が綺麗だった。これは是非とも2回続けて読んで、タイトルの意味を味わって欲しい。2025/06/12

オーウェン

55
教師でありミステリ作家でもある久宝寺が遺した遺稿。 それにはミステリの結末が書かれておらず。 その謎に探偵志望の女子高生あずさが挑むが、学校内で遺稿に酷似した事件が起き殺人が。 女子高生が名探偵に憧れるという珍しい設定だが、それが遺稿に関係している鍵に。 練炭自殺の密室の謎にも答えが出ているが、何よりも名探偵になるという事実。 ラストのほろ苦さが印象的。2025/06/11

シャコタンブルー

54
読後あらためて装画を眺めた。当初は彼女達の笑顔と内容とのギャップに少し違和感を抱いたが、悲しみを分かち合えた無垢の友情の表現にも思えた。高校生でありながらも日常的に死を意識して生きることの絶望感が迫ってくる。悲壮感は無くただそこには死が存在しているだけのようにも思えた。「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」 犯行動機や証拠など突っ込みどころも多数あったが・・最後まで読ませる言葉の力があったように思える。次作も楽しみだ。2025/05/27

えみ

42
この小説を読み始めるということは、あなたも私も誰も彼も等しく探偵であった。そしてその背に刃物を突き付けて絞首台へ送るのは“犯人”でなくてはならなかった。探偵が探偵としてあるべき行動をとる。それが「さよなら」を告げる理由。図書委員である高校三年生の深野あずさは校内で友の死の現場に遭遇する。一体何が?探偵役を買って出て、真相を自らの手で掴む決意をするが、そこには既に亡くなっている教師であり、司書であり、有名小説家であった久宝寺肇の未発表の小説が関わっていることを知る。絶望の希望は救いなのか、問われた気がする。2025/06/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22512390
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品