出版社内容情報
190cmを超える長身、低めの声、それに似あわないほどの童顔。高校1年生の葛城和斗の特徴だ。
外見と声のちぐはぐさから、子役時代の事務所で居場所を失くしてしまった和斗は、事務所を移籍してバーチャルライバー「オズワルド」としてデビューを果たす。
金髪で鼻筋が通っていて端正な顔立ちのオズワルドの外見は和斗の声にぴったりで、同期デビューのダンスが上手なバンズ、とんでもない美声を持つヴェールとの3人組ユニット〈一等星旅団〉として徐々に人気を獲得していく。
しかし、バーチャルライバー「オズワルド」として生きながらも、和斗は未だにちぐはぐな自分自身への葛藤を抱えていた。
そんなある日、クラスメイトの二条史恩にオズワルドの動画を見られたうえに、「……この人、葛城くんだろ?」と気づかれてしまう。
御曹司でバレエダンサーとしても活躍するキラキラと輝く一等星のような二条との出会いが、和斗の人生を大きく動かしていきーー。
魔法のiらんど第3回恋愛創作コンテストBL・ブロマンス部門賞受賞作!
【目次】
1.肌と声とバーチャルライバー
2.ひとりぼっちの天使か悪魔
3.ポメラニアンとパイナップル
4.特別な踊り子
5.実況と幻聴
6.友達
7.祭りの後と始まり
8.格好悪い季節
9.ちぐはぐな僕の一等星
内容説明
190cmを超える長身、低い声、それに似合わない童顔。体のちぐはぐさに苦悩するかつての人気子役・葛城和斗は、高校生となった今はバーチャルライバー・オズワルドとして活動中だ。自身の声に合う姿を手に入れながらも、本当の自分は誰も見つけてくれないと葛藤する和斗だが、オズワルドの動画を見た同級生の御曹司・二条史恩に「これ、葛城くんだろ?」と見破られる。輝く一等星のような二条に、和斗は叶わない想いを抱き―。
著者等紹介
矢向亜紀[ヤムカイアキ]
静岡県生まれ。2024年「肌と声とバーチャルライバー~ちぐはぐな僕の一等星」で、魔法のiらんど第3回恋愛創作コンテスト〈BL・ブロマンス部門 部門賞〉を受賞。受賞作を改題・改稿した本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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