角川文庫<br> 棘の家

個数:
電子版価格
¥902
  • 電子版あり

角川文庫
棘の家

  • ウェブストアに101冊在庫がございます。(2025年06月07日 07時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041159002
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。
しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。
加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。
そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。
追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く…

内容説明

事なかれ主義で、クラス内のイジメにも目を逸らす中学教師の穂刈。ところが、穂刈の娘がイジメを苦に飛び降り自殺を図り、被害者の親となってしまう。隠蔽に走る学校。加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。手詰まりの末、彼はマスコミの誘いに乗り加害児童の名前を告げてしまう。情報は拡散され、炎上沙汰に。事態が動くかと思われた矢先、加害児童が死体で発見され…。二転三転する展開に息を呑む社会派ミステリ。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

荒川叶

45
いじめ問題の難しさを改めて感じる。 いくら制度を作っても変らない、変えられない空気の現場。教育現場で方針が変わるたび、最終的な被害を受けるのはいつも児童。  いじめがなくなる事はない。大人、子ども関係なくあるから。 無くす事は出来ないけど、法律の専門家への相談、傷ついた心のケアが等具体的な対応の出来る場所を増やして欲しい。  当事者間だけの問題解決が難しい場合はしかるべき 対応で解決をとるのも1つの方法だと思う。2025/04/26

ワレモコウ

40
中学校教師の穂刈慎一は、クラスで起こるイジメ問題にも消極的。そんな時、小学生の娘の由佳が、イジメが原因と思われる自殺未遂を起こす。妻の里美とイジメの犯人探しをし、それをマスコミに流す。しかし、イジメ張本人の彩が殺されたところから、世間の矢は穂刈家に向けられ、挙句、中学生の息子の駿が参考人として警察に。ネットやマスコミ…今の時代を象徴するように物語は進む。嫌な結末で終わるが、結局は穂刈家は元には戻らないのだろう。2025/05/15

JKD

18
親子4人の平穏な家族で突如発生した長女の自殺未遂。原因は小学校でのイジメ。教師であり父である穂刈は慎重に解決策を模索しようとするが、元教師の母は過去の職業的倫理を捨て無鉄砲に行動を起こす。長男は冷静に状況を観察し両親の対応に意見する。その矢先にイジメの首謀である同級生が何者かに殺される。やがて加害者、被害者関係なく様々なメディアが加担し、ネット民の容赦ない総攻撃が始まる。家族という小さな集団の中でそれぞれが抱く必然が渦巻き、どす黒く濁っていくような不気味さ。まさに刺だらけの家。リアルすぎて恐かったです。2025/05/30

ぴ〜る

18
なんだかとてもやるせない。。。そんな事はするべきではないと思うけれど、実際自分がその立場になったら同じような感情を抱くだろうし、同じような行動をとらないとは言い切れない。でも、今のイジメは本当に犯罪レベルで子供達の逃げ場がないことがとても辛すぎる。そしてやはりネットの恐ろしさよ…。この家族はずっと棘の家なのかな。。。なんだか悶々としたラストだった。2025/05/14

百太

18
うむ。いじめ問題だけどちょっと違う。2025/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22552803
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品