出版社内容情報
小石川御薬園同心の岡田弥一郎は想い人の時枝の許に急いでいた。彼女に分けた朝顔が、何者かによって鉢を割られ、折られてしまったのだ。意気消沈する時枝を見た弥一郎は、犯人を捜し出し、彼女を守り抜くことを決意する。周囲の協力を得て、犯人に迫る弥一郎。時枝に嫌がらせを続ける者と決着をつけるため、彼女に自らの想いを告げるが――。2人の蒔いた種は、花を咲かせることができるのか。運命の恋の物語、感動の完結。
内容説明
小石川御薬園同心の岡田弥一郎は想い人の時枝の許に急いでいた。彼女に分けた朝顔が、何者かによって鉢を割られ、折られてしまったのだ。意気消沈する時枝を見た弥一郎は、犯人を捜し出し、彼女を守り抜くことを決意する。周囲の協力を得て、犯人に迫る弥一郎。時枝に嫌がらせを続ける者と決着をつけるため、彼女に自らの想いを告げるが―。2人の蒔いた種は、花を咲かせることができるのか。運命の恋の物語、感動の完結。
著者等紹介
高田在子[タカダアリコ]
神奈川県横浜市出身。幼少よりプロ作家を夢見て、家事、育児、夫の社会保険労務士事務所の手伝いに励みながら小説を書き続けてきた。ガーデニングと山歩きが趣味。『忍桜の武士 開花請負人』(白泉社招き猫文庫)にて念願のプロデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あつひめ
22
スピンオフはしっとりと。でも、心から求めあえる人との出会いで良かったですね。ラストにはな以外にも喜楽屋の常連たちがずらりと居並ぶ中で「所帯を持つこととなった!!」と男らしくひとこと挨拶をする弥一郎。はなと縁がなかった頃の弥一郎とはずいぶんと様変わりしたものだ。目に見えない赤い糸はやはり本当に縁のある人と結ばれているような気がした。時枝も散々辛い目にあってきても、恨みつらみを言うことなく新しい生活を楽しみにしている様子。こんなに仕合せがにじみ出ている最後も読んでいて心が張れる思いがした。めでたしめでたし。2025/11/13
じお
9
★★★☆☆ 時枝の朝顔の鉢を割った犯人を探す弥一郎、時枝の義弟の力を借り、彼女を苦しめる家族たちと対決するため準備を進める、果たして二人は無事結ばれるのだろうか、ひたすらにボコる最終巻。まずまず、前巻がボコボコにされるだけで終わったためか、今巻はひたすらに逆襲のターン。正直巻またぎでこういう構成は明らかミスってる気もするが…。最終的に継母が全部悪いみたいにされるあたりもなんだかなー。ヌルっと終わった感があるが、まぁスピンオフだしこのくらいの塩梅がいいのかも2025/05/18
りょう
6
勧善懲悪風ではあるけれど、全体うまくまとまりました。何かあって思うようにならないことがあっても、腐らず、次の場所でコツコツやっていれば、見ている人は見てます、的な終わり方でした。2025/07/06
mame
5
めでたしめでたしなんだけど…なんかすっきりしない。でもこれで完結してよかった。2025/09/29
bluelotus
5
★★★☆☆ 幸せになるべく人が幸せになれて良かったなと思うとともに、盛大な家族喧嘩だったなとも(笑)2025/06/06
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