出版社内容情報
わたしの おうちは、さんにんと ねこのかぞくです。
まず、おとうさんが かいしゃに いきます。
それから、おかあさんと わたしが おうちをでます。
ねこの たまこは おるすばん。
わたしは たまこのことを かんがえています。
たまこは さびしくないかしら。
おかあさんも おとうさんも たまこのことが、心配でたまりません。
「たまこがティッシュをだして、ぐるぐるまきになっていないかな」
「ひとりで遠くにいってしまって、おうちがどこかわからなくなって、帰りたいのに帰れなくて、えーんえーんと ないていたら、どうしよう」
かぞくの だれも しらないのです……。
家族がいないとき、たまこがどう過ごしているのか。
ティッシュは たまこを のせて ふわふわ まいあがり……。
コンピューターをちょいちょいと操作して、遠い国のお友達とオンラインで遊ぶ約束だってできることを。
ちょっぴりシュールでユーモラス! 猫を愛する人たちにオススメ。平和な日常が愛おしくなる絵本。
角田光代さんが初めて書き下ろした猫のお話の絵本。洋画家・小池壮太さんが描く猫の世界!
【目次】
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- 電子書籍
- dancyu - 2020.1月号
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- 和書
- 愛し続けられない人々