出版社内容情報
尊敬する父親に陥れられ悪役令嬢とされたラヴィニア。復讐のための資金稼ぎの場に選んだのは魔王城を改築したホテル・アルハイムだった。魔王の末裔であり総支配人の美青年ルードベルトを篭絡して経営権を奪おうとするが、あっさり失敗。何故か清掃メイドとして採用される。しかし成り上がりを目指すラヴィニアは、“悪の知識”で宿泊客の悩みを次々と解決してゆき――。魔王のホテルで繰り広げられる野望と人情の物語!
内容説明
尊敬する父親に陥れられ悪役令嬢とされたラヴィニア。復讐のための資金稼ぎの場に選んだのは魔王城を改築したホテル・アルハイムだった。魔王の末裔であり総支配人の美青年ルードベルトを籠絡して経営権を奪おうとするが、あっさり失敗。何故か清掃メイドとして採用される。しかし成り上がりを目指すラヴィニアは“悪の知識”で宿泊客の悩みを次々と解決してゆき―。魔王のホテルで繰り広げられる野望と人情の物語!
著者等紹介
春間タツキ[ハルマタツキ]
東京都出身。医師。2020年、焦田シューマイ名義で『結婚初夜のデスループ~脳筋令嬢は何度死んでもめげません~』(双葉社)にてデビュー。同年、「無能聖女ヴィクトリア」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈奨励賞〉を受賞し、同作を改稿の上『聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語』と改題して刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
3
悪事で暗躍するバースタイン家の令嬢ラヴィニアは、家に切り捨てられ、王子に婚約破棄され、魔族が支配する土地の一流ホテルに転がり込む。支配人を務め、魔王の血族であるルードベルトに求婚し、復讐のための起死回生を狙うが…。人を疑ったり資金洗浄をしたりと、悪の知識と技術が豊富なラヴィニアが、掃除係やコンシェルジュの仕事につきながら、魔族のスタッフと次第に心を通わせていくという、風変わりなお仕事小説?。思ったほど恋愛要素や謎解き要素はなく、努力や気持ちが報われる真っ当で爽快な話だった。もっと悪でもいいくらい。2025/06/02
くまくま
2
面白い 野望と人情の物語2025/04/27
つじ みやび
2
面白かった~~~!!悪の一族としての英才教育を施され、いざ実戦へと赴いたのに結局陥れられてしまったラヴィニア。でもプライドと今まで蓄えてきた知識だけで必死に立つ姿はどこか凛々しくて、かっこよかったです。 また、作中で出てくる彼女の行動自体はもう参考になる事ばかりで、社会を生き抜く知恵みたいなものも見えるのが面白かった。 魔族の皆様の大活躍もばっちり!満足!!2025/03/03