出版社内容情報
沙条愛歌がセイバーと共に亜種聖杯を求めて伝説の迷宮をゆく! 行く手を阻む数々の幻想種たち、遭遇する新たなサーヴァント――はたして生きて魔窟を出られるのか?
内容説明
アルカトラスの第七迷宮。世界のどこかに存在し、立ち入る者のすべてを喰らい尽くすと語られる悪名高き魔窟。1991年、東京聖杯戦争を戦う沙条愛歌は微睡みの中で何かの力に導かれ、見知らぬ世界へと意識を移す。目覚めた先は魔窟、第七迷宮!探索者・ノーマの肉体に憑依した愛歌は、剣の英霊・セイバーをはじめとするサーヴァント数騎と仮初めの同盟を結び、隠された亜種聖杯を目指して魔窟を進むこととなるのだが…。
著者等紹介
桜井光[サクライヒカル]
「Fate/Grand Order」や「Fate/Samurai Remnant」などのゲームシナリオの執筆(後者では監修も)を担当。また、ゲームの企画・シナリオ、アニメの脚本、漫画原作など多岐にわたり活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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水無月冬弥
6
愛歌無双物語、どうしてパワーダウンしているはずなのに、こんなにチートキャラなんですかね? だからこそ、ノーマに主役が戻ってからの絶望感が酷かったですね。まあ、最後は●●が●を●すわけですが。それにしても登場するサーバントのうち、アサシン。こんな人格者のアサシンがいたのか……、びっくり2025/03/11
キュー
2
月型の作品世界を飛び越えて共演するクロスオーバーなスピンオフ。全作品を履修してる訳でも無いのでたぶん元ネタとか分からないで読んでいる部分が結構あると思うんだけどそれでもわりと面白かったかな。ダンジョン物なためかみんなが簡単に共闘しちゃうのはどうなんだとは思ったけど。アサシンがやけにまともな奴なのはそのせいなのか。愛歌がチートキャラなせいか主人公がどうにも薄くてもう少しバックボーンに厚みが欲しかった気もする。番外編な作品ではあるけど魔術的な世界観では時空を越えても不思議では無いから正史でもいいのかなこれも。2025/04/20
細川 カヲル
2
Fateシリーズといえば聖杯戦争という殺し合い。そこからはバトルロワイアル的な雰囲気が漂うけれど、今回の物語はそれを基盤にしながらもどうやら勝手が違う様子。状況の整え方次第ではRPG攻略のような味付けも可能なのかと驚かされた1冊。何もかもが特殊な立ち位置であるけれど、それ1つの物語としてのオリジナリティーが輝く作品だった。 本当に殺し合いよりも探検・冒険譚という印象の方が強く残って正直びっくりしている。主人公となる少女がどのような選択肢を取っていくかにもその鱗片を読み取ることができたのも一因かも。2025/03/31